ワイヤレスエージェント技術

ワイヤレスエージェント技術

著者名 小牧 省三 編著
北村 泰彦
小舘 亮之
三瓶 政一
新熊 亮一
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年07月
判型 A5 210×148
ページ数 230ページ
ISBN 978-4-621-08007-8
Cコード 3055
ジャンル 電気・電子・情報工学 >  電子・通信

内容紹介

近年の固定無線融合、コグニティブ無線、スマートスペース、ネットワークのオープン化とセキュリティ向上の動向を踏まえ、これを支えるワイヤレス・エージェント技術をテーマとして、各種ネットワーク間連携技術、周波数リソースの最適利用技術、認知型電波環境構築技術、ユーザセントリックエージェント技術、社会規範エージェント技術、エージェントプラットフォーム技術などについて体系的に解説。 ワイヤレス・エージェント技術とは「人の自由な意志を重視した通信(通心)の実現、つまり、ユーザの意志や感性、満足感といったものをより高度な次元で実現させるために、様々なエージェントと呼ばれる「プログラム」を開発・駆使して、より快適な通信サービスの提供や、ネットワークの制御、周波数資源の有効利用などに反映させる技術の総称である。本書では、この分野の基礎から最新技術までを体系的に解説する。

目次

第1章 ワイヤレスエージェント技術の概要
 1.1 ワイヤレスエージェント技術とは
 1.2 ワイヤレスエージェント技術の分類と所在
 1.3 ワイヤレスエージェント技術の概念
 1.4 ワイヤレスエージェントの具体的応用例
 1.5 本書が扱うワイヤレスエージェント
第2章 垂直ハンドオーバとエージェント機能
 2.1 垂直ハンドオーバ
 2.2 ネットワーク切り替え用エージェント機能
 2.3 シームレスハンドオーバ用エージェント機能
 2.4 最適ネットワーク選択用エージェントとアーキテクチャ
 2.5 垂直ハンドオーバとユビキタスモバイルネットワーク
第3章 ワイヤレスシステムエージェント
 3.1 なぜ電波リソース制御が必要なのか
 3.2 エージェントを使った電波リソース利用
 3.3 効率的な電波リソース利用
 3.4 電波リソース割り当て
 3.5 もし電波リソースが不足したら
 3.6 インセンティブネットワーキング
 3.7 まとめ
第4章 コグニティブ無線技術に基づく周波数資源エージェント 
 4.1 はじめに
 4.2 コグニティブ無線の概念
 4.3 ヘテロジニアスネットワークにおけるコグニティブ無線の位置付け
 4.4 周波数資源エージェントの構成
 4.5 マルチシステムコンバージェンス
 4.6 ダイナミックスペクトル制御に基づく無線リソース制御
 4.7 ダイナミックスペクトル制御を前提とした伝送システム
 4.8 適応伝送制御技術
 4.9 適応伝送制御とダイナミックスペクトル制御の効率的融合
 4.10 まとめ
第5章 効用関数とワイヤレスサービスレベルエージェント  
 5.1 はじめに
 5.2 通信サービスに対するSLAの現状
 5.3 ユーザセントリックSLAと効用関数
 5.4 ユーザ効用の測定と効用関数
 5.5 ユーザセントリックサービスレベルエージェント
 5.6 おわりに
第6章 階層化意思決定法と通信エージェント
 6.1 情報通信サービスの品質
 6.2 情報通信サービス利用主体のサービス評価構造分析と階層化意思決定法
 6.3 階層化意思決定法による情報通信サービスの情報品質評価
 6.4 通信エージェントのAHP適用例と今後の課題
第7章 社会規範エージェント
 7.1 社会規範エージェントとは
 7.2 情報通信学と社会規範エージェント
 7.3 ユニバーサルサービスエージェント
第8章 エージェント指向プラットフォーム
 8.1 エージェントとは
 8.2 エージェント指向プラットフォーム
 8.3 JADE
 8.4 これからのエージェント指向プラットフォーム
 8.5 まとめ

定価:5,280円
(本体4,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定