平成21年7月 鉄道構造物等設計標準・同解説――鋼・合成構造物

平成21年7月 鉄道構造物等設計標準・同解説――鋼・合成構造物

著者名 国土交通省鉄道局 監修
鉄道総合技術研究所
発行元 丸善出版
発行年月日 2009年07月
判型 B5 257×182
ページ数 712ページ
ISBN 978-4-621-08079-5
Cコード 3351
NDCコード 516
ジャンル 土木・建築 >  シリーズ土木・建築 >  鉄道構造物等設計標準・同解説

内容紹介

国土交通省鉄道局より通達される「鉄道構造物等設計標準」に対し、鉄道総合技術研究所がその理論的背景や計算式の根拠等の解説を加え、さらに実験データやシミュレーション結果等を資料として提供するシリーズ。鉄道構造物の設計に携わる方々にとっての標準的な指針として高く評価されている。本書は、平成21年5月に国土交通省鉄道局より通達された「鉄道構造物等設計標準(鋼・合成構造物)」に鉄道総合技術研究所が解説を加えた、本シリーズの最新刊。前標準(平成4年制定)に対し、今回は性能照査型設計法が採用されたため全面的な改訂。新たに開発された高性能鋼材や材料に関する使用規定も解説。

目次

第I編 共通
1章 総則                              
  1.1 適用の範囲
  1.2 用語の定義
  1.3 記号
2章 設計の基本 
  2.1 一般  
  2.2 設計の前提となる施行および維持管理の条件
  2.3 設計耐用期間
  2.4 設計計算の精度
  2.5 設計計算書に記載すべき事項
  2.6 設計図の記載すべき事項
3章 構造物の要求性能と性能照査 
  3.1 一般
  3.2 構造物の要求性能
  3.3 性能照査の原則
  3.4 性能照査の方法
  3.5 応答値の算定と限界値の設定
  3.6 安全係数
  3.7 修正係数
4章 作用 
  4.1 一般
  4.2 作用の特性値
  4.3 作用係数
  4.4 作用の種類と特性値の算定
  4.5 設計作用の組合せ 
5章 材料
  5.1 一般
  5.2 材料の選定
  5.3 材料の品質
  5.4 材料の特性値および設計値  
6章 付帯設備および付属物 
  6.1 一般
  6.2 保守用設備
  6.3 排水設備
  6.4 ネームプレート  
第II編 鋼構造物
1章 応答値の算定  
  1.1 一般
  1.2 構造物のモデル化
  1.3 設計応答値の算定
2章 安全性の照査  
  2.1 一般
  2.2 耐荷性の照査
  2.3 安定性の照査
  2.4 耐疲労性の照査
  2.5 走行安全性の照査
  2.6 公衆安全性の照査
3章 使用性の照査
  3.1 一般
  3.2 乗り心地の照査
  3.3 外観の照査
  3.4 騒音・振動の照査   
4章 復旧性の照査
  4.1 一般
  4.2 部材の損傷に関する復旧性の照査
  4.3 軌道の損傷に関する復旧性の照査
  4.4 構造物の安定に関する復旧性の照査
5章 耐久性の検討  
  5.1 一般
  5.2 耐腐食性の検討
6章 部材  
  6.1 一般
  6.2 部材に関する共通事項
  6.3 床組
  6.4 鋼床版
  6.5 綾構
  6.6 並列桁の連結
7章 連結部  
  7.1 一般
  7.2 溶接継手
  7.3 ボルト継手
  7.4 併用継手
8章 構造物(鋼構造物)  
  8.1 一般
  8.2 プレートガーダー
  8.3 トラス橋
  8.4 曲線桁
  8.5 橋脚
  8.6 ラーメン構造
  8.7 その他
9章 支承部
  9.1 一般
  9.2 支承部の性能照査
  9.3 応答値の算定
  9.4 支承本体の照査
  9.5 移動制限装置の照査
  9.6 落橋防止装置の照査
  9.7 支承部の構造  
第III編 合成桁
1章 応答値の算定 
  1.1 一般
  1.2 合成桁のモデル化
  1.3 設計応答値の算定 
2章 安全性の照査  
  2.1 一般
  2.2 合成前の耐荷性の照査
  2.3 合成後の耐荷性の照査
  2.4 合成桁の安定性の照査
  2.5 耐疲労性の照査
  2.6 走行安全性の照査
  2.7 公衆安全性の照査 
3章 使用性の照査  
  3.1 一般
  3.2 乗り心地の照査
  3.3 外観の照査
  3.4 水密性の照査
  3.5 騒音・振動の照査
4章 復旧性の照査  
  4.1 一般
  4.2 部材の損傷に関する復旧性の照査
  4.3 軌道の損傷に関する復旧性の照査
5章 耐久性の検討  
  5.1 一般
  5.2 構造用鋼材の耐腐食性の検討
  5.3 鉄筋の耐腐食性の検討
  5.4 コンクリートの材料耐久性の検討
6章 部材および構造物
  6.1 一般
  6.2 部材に関する共通事項
  6.3 鋼桁
  6.4 コンクリート床版
  6.5 ずれ止め
  6.6 斜角を有する合成桁
  6.7 曲線合成桁
  6.8 複線を支持する合成桁
[参考資料]構造計画編
 1章 総則  
 2章 構造計画における諸条件  
 3章 各要求性能に関する検討
[参考資料]施工編
 1章 総則
 2章 材料
 3章 加工
 4章 溶接継手
 5章 ボルト継手
 6章 鋳造品および支承
 7章 部品および組立の精度
 8章 防せいおよび防食
 9章 輸送
 10章 架設
付属資料
 1.性能照査に対する基本的な考え方
 2.設計作用とその組合せに関する基本的考え方
 3.鋼・合成構造物の衝撃係数
 4.作用に関するデータ集
 5.連続桁における温度差による応力の算定例
 6.部材の有効座屈長
 7.鋼部材の耐荷力の算定法
 8.橋桁の地震時の転倒に対する照査法
 9.橋桁の水平横振れの振幅
 10.継手の疲労強度等級の設定
 11.繰り返し数を考慮した係数f1を用いた耐疲労性の照査
 12.繰り返し数の影響を考慮した耐疲労性の照査における複線同時載荷の影響
 13.連続縦桁(開床式)の曲げモーメントの算定法            
 14.下路プレートガーダーの主桁フランジの固定度
 15.トラスの格点部(二面添接形式)のガセット厚
 16.ずれ止めの耐力算定式
 17.連続合成桁のテンションスティフニング効果の影響を考慮した照査法
 18.SRC床版を有するトラス橋

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定価:16,500円
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