ゼロからはじめる化学

ゼロからはじめる化学

著者名 立屋敷 哲
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年10月
判型 B5 257×182
ページ数 214ページ
ISBN 978-4-621-08016-0
Cコード 3043
NDCコード 430
ジャンル 化学・化学工学 >  化学一般・基礎化学 >  基礎化学

内容紹介

高校で化学を学んでこなかった学生・不得意な学生が、化学の基礎を抵抗なく学習するための、詳しい説明がなされた学ぶための本・できるようになるための基礎化学の教科書。教えるための本としては既刊の良書も多いが、本書が目指している詳しい説明がなされた学ぶための本・できるようになるための本は、大部の翻訳書以外では必ずしも多くはない。化学を基礎として必要とするすべての学生が、化学の基礎の基礎を理解して専門科目の学習に役立てるのに最適。

目次

1章 化学式・反応式がわかるようになる(物質の構成粒子:原子・イオン・分子)
 1・1 原子(物質を構成する基本粒子)
 1・2 イオン(物質を構成する第二の基本粒子)
 1・3 分子(物質を構成する第三の基本粒子)
 1・4 周期表と元素の二大分類
 1・5 イオン性化合物
 1・6 化学反応と反応式
 1・7 酸と塩基
 1・8 酸化還元
 1・9 記憶すべき化学式・名称
2章 モル(物質量)がわかる,化学計算ができるようになる
 2・1 単位と計算
 2・2 mol(モル),モル濃度,ファクター
 2・3 中和反応と濃度計算
 2・4 化学反応式を用いた計算
 2・5 密度,パーセント濃度,含有率,希釈
 2・6 水素イオン濃度とpH
3章 化学結合と分子構造を理解する,無機化合物・周期表がわかる
 3・1 原子価,イオンの価数と周期表
 3・2 原子の電子配置と周期律
 3・3 電子式(ルイス記号)
 3・4 イオンの価数とオクテット則(鉱区で学んだ考え方)
 3・5 オクテット則と化学結合
 3・6 陽イオン,陰イオンへのなりやすさ
 3・7 共有結合を考える—原子構造の同心円モデル
 3・8 周期表とさまざまな化合物の組成式
4章 有機化合物の構造式と名称がわかる・書けるようになる,性質がわかる
 4・1 分子模型と構造式
 4・2 構造式の書き方と構造異性体
 4・3 飽和炭化水素—アルカンとその命名法—
 4・4 13種類の有機化合物群と官能基
 4・5 13種類の有機化合物群について
 4・6 有機化合物の命名法のまとめ
 4・7 複雑な化合物をどのように理解するか。
 4・8 有機化合物の性質を理解するための重要概念
 4・9 有機化合物の反応―酸化還元,縮合,脱離,付加,置換
付録1 物質の三態と気体の性質,溶液の性質
 1・1 物質の三態
 1・2 圧力とは
 1・3 気体の法則
 1・4 溶液の性質
付録2 反応熱とは―熱含量(エンタルピー)変化
 2・1 熱化学方程式
 2・2 熱含量(エンタルピーH)と熱含量変化(エンタルピー変化ΔH)
 2・3 ヘスの法則(総熱量保存の法則)―食品の栄養カロリー計算の原理
 2・4 反応熱の実態―結合エネルギーの差
付録3 平衡定数と弱酸のpH,緩衝液のpH
 3・1 可逆反応と平衡状態
 3・2 pH=7の水溶液はなぜ中性なのか
 3・3 酸の強弱と酸解離(平衡)定数
 3・4 血液のpHと緩衝液
付録4 13種類の有機化合物群の一般式・官能基:確認テスト
付録5 生命科学・食品学・栄養学に出てくる有機化合物
 5・1 アミノ酸
 5・2 脂質
 5・3 糖
 5・4 核酸塩基―RNAとDNA―
 5・5 ビタミン

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