クロロホルム

クロロホルム

著者名 NEDO技術開発機構
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
石川 百合子
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年02月
判型 B5 257×182
ページ数 240ページ
ISBN 978-4-621-07962-1
Cコード 3343
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  詳細リスク評価書シリーズ

内容紹介

化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。

目次

要約
 第Ⅰ章 序論
 第Ⅱ章 クロロホルムに関する基本的情報  
 第Ⅲ章 発生源および環境排出量の推定
 第Ⅳ章 環境中濃度
 第Ⅴ章 ヒト健康の有害性評価
 第Ⅵ章 ヒト健康のリスク評価
 第Ⅶ章 生態リスク評価
 第Ⅷ章 排出削減対策の評価
 第Ⅸ章 結論
第Ⅰ章 序論
 1.はじめに
 2.本評価書の目的および対象範囲
 3.本評価書の構成
第Ⅱ章 クロロホルムに関する基本的情報
 1.はじめに
 2.物性情報
  2.1 化学物質の同定情報
  2.2 物理化学的性状
  2.3 製造方法
 3.環境動態
  3.1 大気中における反応
  3.2 水中における反応
  3.3 土壌中における反応
  3.4 生物濃縮
 4.生産量と用途
 5.日本における法規制
 6.既存のリスク評価書の概要
第Ⅲ章 発生源および環境排出量の推定
 1.はじめに
 2.発生源
  2.1 自然発生源
  2.2 人為発生源
 3.PRTRデータ
  3.1 PRTRデータの経年変化
  3.2 PRTR届出排出量
  3.3 PRTR届出外排出量
 4.環境排出量の推定
  4.1 PRTRデータに基づく環境排出量
  4.2 未把握の発生源に関する考察
  4.3 未把握の発生源からの排出量の推定
   4.3.1 浄水場
   4.3.2 下水処理場
   4.3.3 浄化槽
   4.3.4 工場排水処理施設
   4.3.5 未把握発生源からの推定排出量のまとめ
第Ⅳ章 環境中濃度
 1.はじめに
 2.分析方法
  2.1 大気
  2.2 公共用水域
 3.モニタリング結果の概要
  3.1 大気
   3.1.1 全国の暴露濃度分布
   3.1.2 高濃度地点の考察
  3.2 公共用水域
   3.2.1 全国の暴露濃度分布
   3.2.2 高濃度地点の考察
  3.3 底質および土壌
  3.4 食物
  3.5 水道水
  3.6 下水処理水
  3.7 室内空気
   3.7.1 全国の室内空気中濃度
   3.7.2 一般家庭の室内空気中濃度
   3.8.3 屋内プールの室内空気中濃度
 4.環境媒体別濃度のまとめ
第5章 ヒト健康の有害性評価
 1.はじめに
 2.有害性プロファイル
  2.1 非発がん影響
   2.1.1 ヒト
   2.1.2 実験動物
  2.2 発がん影響
   2.2.1 ヒト
   2.2.2 実験動物
   2.2.3 遺伝毒性
   2.2.4 発がんイニシエーション作用およびプロモーション作用
   2.2.5 国際機関での発がん性評価
  2.3 吸収,代謝,体内分布,排泄
   2.3.1 吸収
   2.3.2 分布
   2.3.3 代謝
   2.3.4 排泄
   2.3.5 クロロホルムに関する生理学的薬物動態(PBPK)モデル
  2.4 毒性発現メカニズム
   2.4.1 クロロホルムの代謝と毒性
   2.4.2 グルタチオンレベルと活性
   2.4.3 投与溶媒による毒性発現の違い
   2.4.4 鼻腔における非腫瘍性変化  
   2.4.5 吸入暴露による発がんと細胞増殖
   2.4.6 飲水暴露による発がんと細胞増殖
   2.4.7 強制経口投与による発がんと細胞増殖
   2.4.8 細胞障害性と暴露指標
 3.有害性評価およびリスク評価の状況
  3.1 World Health Organization(2006)
  3.2 中央環境審議会大気環境部会 健康リスク総合専門委員会(2006)
  3.3 化学物質評価研究機構・製品評価技術基盤機構(化評研・製評機構)(2005)
  3.4 日本産業衛生学会(2005)
  3.5 環境省環境管理局(2004)
  3.6 WHO-IPCS(2004)
  3.7 環境省環境保健部環境リスク評価室(2003)
  3.8 厚生労働省(2003)
  3.9 U.S.EPA(2001)
  3.10 オランダRIVM(Baars et al.,2001)
  3.11 Environment Canada and Health Canada(2000)
  3.12 ATSDR(1997)
  3.13 用量―反応評価に関する公表論文
  3.14 まとめ
 4.定量的有害性評価における論点と本評価書の見解
  4.1 非発がん性
   4.1.1 毒性および毒性発現機序
   4.1.2 定量的な評価
  4.2 発がん性
   4.2.1 発がん性および発がん機序
   4.2.2 発がん性の定量的なリスク評価
 4.3 まとめ
第Ⅵ章ヒト健康のリスク評価
 1.はじめに
 2.暴露評価
  2.1 吸入暴露による年平均暴露濃度の推定
  2.2 経口暴露による平均1日摂取量の推定
  2.3 経皮暴露による平均1日体内吸収量の推定
 3.リスクの判定
  3.1 リスクの判定方法
  3.2 吸入暴露のリスク判定
  3.3 経口暴露のリスク判定
  3.4 経皮暴露のリスク判定
 4.ヒト健康リスクのまとめ
第Ⅶ章 生態リスク評価
 1.はじめに
  1.1 本章の構成
  1.2 日本における生物保全に係るクロロホルムの管理の現状
 2.既往のクロロホルムの生態リスク評価のレビュー
  2.1 既往の公的リスク評価文書の概要
  2.2 既往の生態リスク評価における結果の違いについての考察
   2.2.1 基準毒性値およびPNECにおける違いとその原因
   2.2.2 予測環境中濃度(PEC)の違いとその原因
   2.2.3 リスク判定結果の違いとその原因
  2.3 既往の評価文書の比較から示唆される生態リスク評価におけるキーポイント
 3.問題設定
  3.1 評価エンドポイント
   3.1.1 対象とする生物
  3.2 影響指標
  3.3 暴露指標
  3.4 リスク判定法
   3.4.1 リスク判定の流れ
   3.4.2 リスク評価手法の概要
   3.4.3 手法1:最も小さい慢性毒性値の値を用いた解析
   3.4.4 手法2:種の5% 影響濃度(HC5)を用いた解析
   3.4.5 手法3:種の期待影響割合(EPEF)を用いた解析
   3.4.6 上記の3手法の特徴
  3.5 信頼性評価の扱い
 4.暴露評価
  4.1 暴露指標
  4.2 公共用水域測定データ
  4.3 環境中濃度分布の推定
  4.4 リスク評価において使用する暴露指標
 5.影響評価
  5.1 毒性試験データの収集と分類
   5.1.1 毒性試験データの収集
   5.1.2 急性毒性試験と慢性毒性試験の区別について
   5.1.3 急性毒性試験と慢性毒性試験のリスク評価における扱いについて
   5.1.4 慢性毒性試験において毒性データとして採用するエンドポイントについて
  5.2 慢性毒性試験データのまとめ
   5.2.1 藻類・水生植物・原生動物に対する慢性毒病
   5.2.2 甲殻類に対する慢性毒性
   5.2.3 魚類に対する慢性毒性
   5.2.4 両生類に対する慢性毒性
   5.2.5 (補足)魚類・両生類のデータからのNOECの算出法
 5.3 慢性毒性試験データの信頼性評価
  5.3.1 信頼性評価の方針と基準
  5.3.2 Birgeらのグループが行った一連の毒性試験の信頼性評価
  5.3.3 その他の慢性毒性試験の信頼性評価
  5.3.4 信頼性評価のまとめ
 5.4 毒性評価のまとめ
  5.4.1 分類群による感受性の違い
  5.4.2 最も小さい慢性毒性値のまとめ
  5.4.3 種の感受性分布
 6.生態リスク判定
  6.1 データの信頼性の違いに基づいた2つのシナリオ設定
  6.2 手法1(最も小さいNOEC を用いた解析)によるリスク判定
  6.3 手法2(種の5% 影響濃度(HC5)を用いた解析)によるリスク判定
  6.4 手法3(種の期待影響割合(EPAF)を用いた解析)によるリスク判定
  6.5 リスク判定の結論
 7.考察
  7.1 高濃度地点に対する評価および対策
   7.1.1 高濃度地点データの解析
   7.1.2 高濃度地点における潜在的なリスクの評価
   7.1.3 リスク管理対策
  7.2 水生生物以外の生物へのリスク
   7.2.1 陸生動物へのリスク
   7.2.2 土壌中生物および陸生植物へのリスク
  7.3 リスク評価における不確実性
   7.3.1毒性評価における不確実性
   7.3.2 暴露評価における地域間外挿に伴う不確実性
   7.3.3 種の期待影響割合(EPAF)を用いたリスク比較に伴う不確実性
   7.3.4 不確実性係数の妥当性
 8.まとめ
  8.1 生態リスク評価結果
  8.2 今後の課題
 補遺A:リスク評価法の概念と手法についての解説
  A.1 ハザード法
  A.2 暴露bマージン法
  A.3 種の5%影響濃度(HC5)を用いた解析
  A.4 手法3:種の期待影響割合(EPAF)を用いた解析
 補遺B:急性毒性について
  B.1 急性毒性試験のまとめ
  B.2 急性毒性試験において最も感受性が高い種によるリスク評価 
第Ⅷ章 排出削減対策の現状
 1.はじめに
 2.有害大気汚染物質の自主管理計画
 3.紙パルプ産業の無塩素漂白の取り組み
 4.水道事業におけるトリハロメタン低減化対策
 5.代替物質の導入
 6.まとめ
第Ⅸ章 結論 
 1.はじめに
 2.本評価書で得られた結果
  2.1 発生源および環境排出量
  2.2 ヒト健康の有害性評価およびリスク評価
  2.3 生態リスク評価
2.4 生態リスク評価
3.今後の課題
第Ⅹ章 外部レビュアーのコメントと著者らの対応
 今井田克己レビュアーのコメントと著者らの対応
 金見拓レビュアーのコメントと著者らの対応
 五箇公一レビュアーのコメントと著者らの対応
 神野透人レビュアーのコメントと著者らの対応
 三森国敏レビュアーのコメントと著者らの対応

関連商品

定価:3,080円
(本体2,800円+税10%)
在庫:お問い合わせください