環境政策学のすすめ

環境政策学のすすめ

著者名 松下 和夫
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年10月
判型 四六 188×128
ページ数 190ページ
ISBN 978-4-621-07912-6
Cコード 1331
NDCコード 519
ジャンル 科学一般 >  シリーズ科学一般 >  京大人気講義シリーズ

内容紹介

環境政策の立案に関わる行政官として、環境省、OECD、国連などの環境政策分野で国際的に活動してきた筆者が、自身の行政の場における経験や国際社会での活動、大学での講義や研究の中で考えてきた「環境政策の課題」をできるだけわかりやすく体系的にまとめた。持続可能な社会への変革手段としての「環境政策」を考えるための好個の入門書。

目次

第I部 環境政策は何をめざすか
 第1章 なぜ「環境」を学ぶのか
  環境のための教育/わが国の環境教育/環境教育の国際的な展開/京都大学における実践
 第2章 持続可能な発展の原則とは
 第3章 環境政策と政府の役割
  環境とは:環境政策の対象としての環境/環境政策とは何か/政策形成過程における多由奈主体の役割/環境政策の形成と実施における政府の役割
第II部 歴史から学ぶ
 第4章 第二次世界大戦後の環境問題の変遷――一九八〇年代後半まで
  戦後環境問題の時代区分/戦後復興と高度経済成長前半期(激甚公害の発生)――一九六〇年代半ばまで/高度経済成長後半期(環境政策形成期)――一九六〇年代後半から一九七〇年代前半まで/公害国会と環境庁の発足/国際的な動向/日本型産業公害対策システムの評価/低成長期と都市化・生活型公害――一九七〇年代後半から一九九〇年頃まで/環境問題の変化/いくつかの進展と課題/環境アセスメント法制化の挫折
 第5章 環境問題の国際化と環境政策の新たな展開――一九八〇年代後半から
 ブルントラント委員会報告/地球サミット/環境と開発に関するリオ宣言(リオ宣言)/アジェンダ21/環境基本法の制定/環境基本法の概要/環境保全の基本理念/環境の保全に関する基本的施策/環境基本法の意義
第III部 環境政策の原則と手法
 第6章 環境政策の原則と指針
  産業公害対策からの教訓/環境政策の原則/汚染者負担原則/環境効率性/予防的な方策/環境リスクの考え方/拡大生産者責任/協働原則/補完性原則/共通だが差異のある責任原則
 第7章 環境政策の手法とその組合わせ(1) 計画的・総合的手法
  計画的手法/四日市公害に対する黒川調査団報告/公害防止計画/環境基本政策(第一次、二次、三次計画とその評価)
 第8章 環境政策の手法とその組合わせ(2) 規制的手法、経済的手法など
  直接規制手法/枠組規制的手法/経済的手法/自主的取組み/自主的取組みの背景と意義/自主的取組みの問題点/情報的手法/手続的手法/政策手段の活用と組合せ――ポリシーミックスへ
第IV部 低炭素社会をめざして
 第9章 地球温暖化と低炭素社会を考える
  地球温暖化問題と京都議定書/IPCC第四次報告/京都議定書の内容/京都議定書の発効/わが国の京都議定書目標達成への取組み/環境税/排出量取引/政策手段の組合せによる低炭素社会の構築/EUとアメリカの気候変動政策
 第10章 人間と地球環境の安全保障
  「人間の安全保障」とは何か/安全保障論と開発論の展開――持続可能な発展論とのかかわり/環境の安全保障/気候安全保障という考え方/気候安全保障の意味/まとめ
 第11章 地球温暖化の長期的な目標と低炭素社会

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