塩化ビニルモノマー

塩化ビニルモノマー

著者名 NEDO技術開発機構
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
篠﨑 裕哉
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年08月
判型 B5 257×182
ページ数 276ページ
ISBN 978-4-621-07878-5
Cコード 3343
NDCコード 578
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  詳細リスク評価書シリーズ

内容紹介

化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。

目次

要約
 1.はじめに
 2.発生源の推定
 3.環境中濃度の測定結果の概要
 4.暴露濃度の推定
 5.有害性評価
 6.リスク評価
 7.自主管理計画の評価
 8.結論
第I章 はじめに
 1.目的と範囲
  1.1 評価対象物質
  1.2 選択理由
  1.3 評価の目的
  1.4 評価の対象
  1.5 評価における文献,データの検索範囲
 2.歴史
 3.基本的な情報
  3.1 同定情報と物理化学的性質
  3.2 環境動態に関する情報
   3.2.1 大気中における分解
   3.2.2 水域における分解
   3.2.3 土壌における分解
   3.2.4 生物による分解
   3.2.5 生物濃縮
  3.3 環境分布 14
 4.塩化ビニルモノマーに関連した国内の統計情報
  4.1 対象とする統計情報
  4.2 生産量
  4.3 用途
   4.3.1 塩化ビニルモノマー
   4.3.2 塩化ビニル樹脂
  4.4 国内生産能力
 5.国内の法規制
 6.塩化ビニルモノマーを対象とした有害性,またはリスク評価書
  6.1 発生源,環境動態,暴露経路
  6.2 体内動態・代謝経路
  6.3 ヒトに対する発がん影響
  6.4 ヒトに対する有害性の定量的評価
  6.5 既存評価書のまとめ
第II章 発生源
 1.国内での排出量の調査結果
  1.1 化学物質排出把握管理促進法に基づく排出量の届出情報
  1.2 PRTR届出データ以外の排出量調査の結果の概要
 2.塩化ビニルモノマーの製造・使用に関する発生源
  2.1 塩化ビニルモノマー・塩化ビニル樹脂(コポリマーを含む)の製造
   2.1.1 製造方法
   2.1.2 排出量
  2.2 塩化ビニル樹脂の成形・加工
   2.2.1 成形・加工法 48
   2.2.2 排出量
  2.3 塩化ビニルモノマーを原料とした化学物質の生産
   2.3.1 塩化ビニリデン樹脂
   2.3.2 香料,農薬(中間体を含む)等
  2.4 輸送・貯蔵
  2.5 製品に残留する塩化ビニルモノマー
   2.5.1 食品容器
   2.5.2 水道管
   2.5.3 壁紙等の室内塩化ビニル樹脂製品
  2.6 焼却,火災
  2.7 埋立処分
 3.塩化ビニルモノマーの製造・使用に関連しない発生源
  3.1 化学工業における副生成
  3.2 焼却,火災
  3.3 タバコ
  3.4 微生物による有機塩素系化合物の分解
   3.4.1 地下水
   3.4.2 廃棄物処理場
  3.5 自然発生源(海洋・火山・土壌)
  3.6 水道
 4.排出量・放出量のまとめ
第III章 環境中濃度の測定結果
 1.大気
  1.1 分析方法
  1.2 全国の状況
  1.3 経年変化
  1.4 連続測定データ
 2.水域
  2.1 分析方法
  2.2 測定結果
  2.3 検出理由の解析
   2.3.1 名古屋市荒子川ポンプ所
   2.3.2 大阪市寝屋川京橋
   2.3.3 検出理由のまとめ
 3.地下水
  3.1 分析方法
  3.2 測定結果
  3.3 検出理由の検討
   3.3.1 千葉市稲毛区長沼原町
   3.3.2 伊丹市昆陽北
   3.3.3 防府市新田
   3.3.4 検出理由のまとめ
第IV章 暴露評価
 1.暴露シナリオ
  1.1 経口経路
  1.2 吸入経路
  1.3 経皮経路
  1.4 暴露シナリオの設定
 2.モニタリングによる年平均値データの検討
  2.1 代表性の検討方法
   2.1.1 モニタリングデータ
   2.1.2 試料採取頻度
   2.1.3 比較方法
 2.2 代表性の検討結果
 3.暴露濃度の推定
  3.1 AIST-ADMERを用いた大気中濃度の推定
   3.1.1 大気拡散モデル
   3.1.2 発生源
   3.1.3 大気中濃度の推定範囲
   3.1.4 推定結果と測定値との比較
   3.1.5 大気中濃度推定方法の改善点
   3.1.6 全国を対象とした大気中濃度の推定結果
  3.2 METI-LISによる固定発生源周辺地区を対象とした大気中濃度の推定
   3.2.1 大気拡散モデル
   3.2.2 対象領域
   3.2.3 発生源
   3.2.4 計算条件
   3.2.5 推定結果と測定値の比較
   3.2.6 大気中濃度の推定結果
 4.室内
  4.1 室内濃度
  4.2 暴露に対する室内寄与分の検討
 5.暴露評価のまとめ
第V章 ヒトに対する有害性影響
 1.はじめに
 2.非発がん影響の概要
  2.1 ヒト
   2.1.1 急性暴露による影響
   2.1.2 長期暴露による影響
  2.2 動物試験
   2.2.1 経口暴露影響
   2.2.2 吸入暴露影響
 3.発がん影響 
  3.1 疫学調査の概略
   3.1.1 各国の概要
   3.1.2 疫学調査データの妥当性
  3.2 標的臓器
   3.2.1 肝臓
   3.2.2 脳(神経系)
   3.2.3 肺(呼吸器系)
   3.2.4 血液・造血系
   3.2.5 皮膚
   3.2.6 その他
  3.3 労働環境濃度
 4.体内動態
  4.1 吸収
   4.1.1 経口暴露
   4.1.2 吸入暴露
   4.1.3 経皮暴露
  4.2 体内分布
   4.2.1 経口暴露
   4.2.2 吸入暴露
   4.2.3 経皮暴露
  4.3 代謝経路
  4.4 排泄
   4.4.1 経口暴露
   4.4.2 吸入暴露
   4.4.3 経皮暴露
  4.5 生理学的薬物動態(PBPK)モデル
 5.発がん性メカニズム
  5.1 遺伝毒性
   5.1.1 in vitro試験
   5.1.2 in vivo 試験
   5.1.3 ヒトへの影響
  5.2 塩化ビニルモノマーの代謝体の遺伝毒性
   5.2.1 2―クロロエチレンオキシド(CEO)
   5.2.2 2―クロロアセトアルデヒド(CAA)
   5.2.3 2―クロロ酢酸
  5.3 DNA付加体の形成
  5.4 塩化ビニルモノマー暴露による分子マーカーの検出
   5.4.1 遺伝子変異の検出
   5.4.2 変異タンパク質の検出
   5.4.3 その他
   5.4.4 分子生物学的手法を用いた個人差にかかわる調査結果の概要
   5.4.5 発がん性評価に関する課題
  5.5 発がんメカニズムのまとめ
 6.既存の定量的評価
  6.1 既存評価書における定量的評価
   6.6.1 世界保健機関ヨーロッパ地域事務局(WHO―ROE)
   6.1.2 アメリカ環境保護庁(EPA)
   6.1.3 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
   6.1.4 中環審(今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第七次答申))
  6.2 生理学的薬物動態(PBPK)モデルを用いた定量的評価
 7.本評価書の見解
  7.1 エンドポイント
   7.1.1 発がん性
   7.1.2 標的部位
   7.1.3 エンドポイントの設定
  7.2 ユニットリスク
第VI章 リスク評価
 1.暴露人口の推定
  1.1 暴露人口の推定方法
  1.2 AIST―ADMERによる大気中濃度を用いた暴露人口の推定結果
  1.3 METI―LISによる固定発生源周辺地区を対象とした暴露人口の推定結果
  1.4 国内の暴露人口の評価
 2.生涯過剰発がんリスクの推定
 3.発がん件数
 4.リスクの評価
第VII章 有害性評価
 1.塩化ビニルモノマー・塩化ビニル樹脂製造事業所における排出削減
  1.1 排出量の削減
   1.1.1 塩化ビニルモノマー製造工程
   1.1.2 塩化ビニル樹脂製造工程
  1.2 業界団体の取組   
   1.2.1 排出管理基準の策定以前
   1.2.2 排出管理基準の策定(1980年)
   1.2.3 排出管理基準の改訂(1990年)
   1.2.4 排出管理基準の改訂(2000年)
   1.2.5 敷地境界の自主基準(努力目標)
 2.自主管理計画
  2.1 自主管理計画の概要
  2.2 自主管理計画に関する費用
   2.2.1 「有害大気汚染物質対策の経済性評価」の評価対象物質
   2.2.2 「有害大気汚染物質対策の経済性評価」の調査範囲と調査内容
   2.2.3 「有害大気汚染物質対策の経済性評価」の調査結果
  2.3 リスク削減効果の推定
   2.3.1 排出量推定
   2.3.2 排出量の推定結果
   2.3.3 モデルによる大気中濃度の推定条件と暴露人口の推定方法
   2.3.4 暴露人口の推定結果
   2.3.5 発がん件数の推定
  2.4 発がん1件削減当たりの費用の推定
 3.リスク削減の費用対効果
第VIII章 結論
 1.ヒトに対する有害性評価
 2.暴露評価
 3.リスク評価
 4.自主管理計画の事後評価
 5.結論
第IX章 外部レビュアーの意見書と著者らの対応
 市川陽一レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全体)
 今井田克己レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価)
 鈴木規之レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全体)
 武林亨レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全体)
 長縄肇志レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全体)
 福島昭治レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全体)
 松尾昌秊レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価)
 三森国敏レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価)

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