応用倫理学事典

応用倫理学事典

著者名 加藤 尚武 編集代表
発行元 丸善出版
発行年月日 2008年12月
判型 A5 210×148
ページ数 1012ページ
ISBN 978-4-621-07922-5
Cコード 3512
ジャンル 人文科学 >  人文科学_総記・事典
人文科学 >  倫理学 >  応用倫理

内容紹介

社会にコミットする倫理学である「応用倫理学」の全貌が見渡せる中項目事典。わが国の「応用倫理学」各分野で活躍中の研究者総勢200名が執筆に参加。様々な身の回りのキーワードについて、哲学的・倫理学的概念を援用しながら具体的に考察。収録する中項目見出し語数は約350。必要に応じて、図表写真も盛り込む。巻末索引の収録語数は約3000語で、それぞれの用語に対応する英語も併記。

目次

1.生命倫理・医療倫理
 人工妊娠中絶/事前指示/エイズ/動物実験/自律/脳死/倫理綱領/精神病の強制医療/利益相反/安楽死/胎児を用いた研究/遺伝子治療/遺伝カウンセリング/遺伝子スクリーニング/ゲノム解析/インフォームド・コンセント/医の倫理の歴史/医学的無益性/精神障害の概念/臓器移植とドナー/緩和ケア/患者の権利/プラセボを用いた治療/予防医学/クオリティー・オブ・ライフ/すべり坂論法/真実の告知/生殖補助医療/クローニング/尊厳死/ES細胞/HIPPA法と個人情報の保護に関する法律/代理懐胎/IRB倫理委員会/医療過誤,医療事故/無作為割付試験/リスクマネジメント/トリアージ/体性幹細胞/生命維持治療の差し控えと中止/守秘義務/疫学研究の倫理/生体臓器移植/エンハンスメント
2.情報倫理・マスコミ倫理
 プライバシー/監視社会/知的財産権/表現の自由/フリーソフトウェア運動/コンピュータ倫理学/憎悪表現/遺伝情報/「不正」アクセス/電子民主主義/「有害」情報/電子商取引/インターネット/内部告発/ネチケット/コード/ファイル共有/マスコミ倫理/サイバー犯罪条約
3.環境倫理
 環境倫理学/人間中心主義と人間非中心主義/救命艇倫理と宇宙船倫理/保全と保存/土地倫理/ディープ・エコロジー/動物解法論/共有地(コモンズ)の悲劇/エコフェミニズム/ソーシャル・エコロジー/公害と環境問題/環境権/責任倫理と未来倫理/世代間倫理/環境正義/環境プラグマティズム/共生/景観問題/環境リスク論/拡大生産者責任/環境影響評価/生物多様性/自然の権利訴訟/宗教の環境思想/人口爆発/持続可能/循環型社会/里山の環境倫理/ダイオキシン問題/地球温暖化問題と京都議定書/原子力施設の事故,チェルノブイリ事故/原子力利用が生む核のごみ/農薬と化学薬品/廃棄物問題/水俣病/食品公害/野生動物問題/予防原則/湿地保全とラムサール条約
4.看護倫理
 看護の価値/看護職と社会的評価/看護師像/看護職と性差別/ナーシング・アドボカシー/看護職と倫理綱領/看護職者の連帯/看護実践にける倫理的ジレンマ/看護実践と意思決定/看護職と忠誠/医療過誤と看護/看護職の能力向上/看護と宗教/ケアリングの倫理/看護とウェルビーイング/戦争と看護職/ナチズムと看護職/看護研究の倫理
5.技術倫理・工業倫理
 予防原則とリスク/APECエンジニア/技術士/日本技術者教育認定機構(JABEE)/技術者と公衆/技術者倫理規定と学協会/技術専門職としてのアイデンティティ/技術と社会/技術者の責任と倫理/国際的倫理基準/業務上の人間関係/製造物責任/説明責任/工業所有権/ヒューマンエラー/被用者の権利と義務/費用‐便益分析/モラル問題/ユニバーサルデザイン/利害関係の相反
6.科学倫理
 科学倫理/研究倫理/職業つぃての科学者/捏造と改竄/オーサーシップ/クレジットと盗用/発明権・著作権と公有制/ソーカル事件/疑似科学/優生学/臨床試験と被験者の保護/心理学実験と被験者の同意/社会調査と被験者の同意/研究評価/研究資金/巨大科学/原子力と科学技術文明/遺伝子組み換え作物/BSEとリスク評価/アクターネットワークと集団責任/科学技術コミュニケーション/科学者の社会的責任
7.企業倫理・経営倫理
 道徳主体としての現代企業/企業不祥事/コンプライアンス/SOX法(サーベンス・オクスリー法)/連邦量刑ガイドライン/インテグリティ/専門職の倫理/ステイクホルダー/CSR/企業統治/株主主権の陥穽/競争の原理/倫理的調達/終身雇用と任意雇用/広告の倫理/コミュニティ・ビジネス/環境報告書/企業市民/経営者の受託義務/総会屋・過労死(日本的企業の倫理の課題事項)/ビジネス倫理の制度化/防衛産業のイニシアティブ/倫理綱領/相談窓口/ヘルプライン/ホットライン/モニタリング/社会的規制/社会的責任投資/レピュテーション/レピュテーション・リスク/ケース・メソッド/企業倫理と企業社会責任論
8.宗教倫理
 絶対者/信仰/希望/愛/畏敬/祈り/神秘主義/罪と悪/来世/終末論/応報/貧しさ/禁欲/儀礼/犠牲/宣教/宗教教育/原理主義/宗教批判
9.教育倫理
 道徳教育/教師の倫理/大学の倫理/青少年問題/ジェンダーと教育/教科書/体罰/成人の学習-学習支援と倫理的ジレンマ/学力/新自由主義と教育政策/義務教育/教育基本法/指導と放任/人権教育/教育の言説/代理責任
10.公共性・公共政策の倫理
 公共性/公共哲学/正義/人権/民主主義/公共精神/憲法と憲政・憲法政治/選挙と倫理/市場/公共政策にける価値判断/ケイパビリティ・アプローチ/ネオ・リベラリズムと第三の道/ソーシャル・インクルージョン/ソーシャル・ガバナンス/ソーシャルキャピタル/市民社会/NPO・NGOとアドヴォカシー/アカウンタビリティ/公会計/NPM(新公共経営)/公務員の倫理/年金問題/シティズンシップ/多文化主義/移民政策/言語政策/アファーマティブ・アクション/プライバシー権/国家刑罰と死刑/私的所有権/公共財・地球的公共財/開発・発展/人間の安全保障
11.平和・国際関係の倫理
 侵略/有事法制/文民統制/テロ/核兵器と非核兵器地帯/包括的核実験禁止条約/国際刑事裁判所と戦時国際法/核不拡散条約/非核三原則/兵器移転/未臨界核実験/劣化ウラン弾/ノーベル平和賞/軍需産業と軍産複合体/悪の枢軸/社会ダーウィニズム/平和文化/ゲームの理論と囚人のジレンマ/第三世界の貧困/南北問題/軍国主義/平和運動/加害と被害/戦争犯罪/世界政府/構造的暴力/文化的暴力/良心的兵役拒否/民族解法/大量虐殺/市民的防衛/平和外交/軍事基地/平和博物館/国連軍/対人地雷禁止条約/「世界人権宣言」と人権侵害への国際的対応/国際司法裁判所/平和条約/信頼醸成措置/宗教と平和/生物・化学兵器/平和市長会議/傭兵/帝国主義/エスニシティ/武器輸出三原則
12.社会福祉倫理
 社会福祉の倫理/社会福祉の倫理の展開/倫理規約/根拠に基づく社会福祉/権利と契約/パターナリズム/自己決定/自立支援/エンパワーメント/プライバシー/ニーズ/生活の質/質の保障/保険・医療・福祉の統合/障害者の権利/ケア・マネジメント/ノーマライゼーション/バリアフリーとユニバーサルデザイン/高齢者差別/予防の倫理/福祉国家/セイフティネット/医療の財政/ワークフェア/ベーシック・インカム
13.映像倫理
 光刺激性発作/映倫とレーティング/ヘイズ・コード/放送コード及びVチップ/暴力描写/ポルノとフェミニズム/猟奇映像/わいせつ映像/ドキュメンタリー映像/文芸作品の映像化/戦争報道映像/低俗番組/やらせ
14.生と死の倫理
 仏教の死生観/キリスト教の死生観/ユダヤ教の死生観/イスラム教の死生観/日本人の死生観/仏教の死生観/祖先崇拝/先祖と祖先/境界領域/追善/慈悲と愛/臓器移植/ホスピスとビハーラ/ターミナルケア/臨死体験/死の文化装置/葬墓/葬墓制/逆修/正月と盆
15.性と結婚の倫理  
 性と結婚の倫理/性人格論/一夫一婦制/売春・買春/不倫/婚前交渉/婚外交渉/中絶/自慰/道徳的認知と自慰/性教育/性的虐待/勃起障害(ED)/性倒錯/妊娠中絶後症候群/ジェンダー/フェミニズム/セクソロジー/ホモソーシャル/性のダブルスタンダード/家父長制/生殖革命/女性の人権/セクハラ/リプロダクティブ・ライツ/ヘルス/性同一障害/やおい/クィア/ポルノグラフィー/近代ラブロマンティク/非婚/次世代育成力/性/愛
16.スポーツ倫理
 スポーツ倫理学/勝利至上主義/スポーツマンシップ/フェアプレイ/ドーピング/ルール違反/誤審/スポーツとジェンダー/スポーツとナショナリズム/スポーツと暴力/スポーツと体育/コーチ/オリンピズム/プレイとスポーツ/競争とスポーツ
17.家族倫理
 家族倫理/家族の起源/人間性のとりで/存在としての家族/地球家族/親子関係の構築/家族の個人化/ネットワーク家族/親性の危機と親権/生殖医療技術と親性/里親・里親制度/児童虐待/なぜ少子化?/子育て支援/高齢者と家族/悲嘆/離婚と家庭内離婚/ドメスティック・バイオレンス(DV)/食卓の変化/家庭内コミュニケーション/家族療法/単親家族/家族制度の変遷/フェミニズムと家族/家族法の変遷/寄る辺なき人/外国移住者と家族/家族権利憲章/ユダヤ教における家族倫理/キリスト教的家族倫理/イスラム教の家族倫理/仏教の家族倫理/儒教の家族倫理/神道の家族倫理/家父長制家族/核家族/夫婦家族/擬制家族/家訓

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