銅ピリチオン

銅ピリチオン

著者名 NEDO技術開発機構
産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター
中西 準子
堀口 文男
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年03月
判型 B5 257×182
ページ数 190ページ
ISBN 978-4-621-07848-8
Cコード 3343
NDCコード 519
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  詳細リスク評価書シリーズ

内容紹介

化学物質のリスク評価結果をまとめたシリーズ。化学物質管理の方策を考える際に必要な科学的な基礎情報を豊富に呈示。

目次

要約
 1.序論
 2.船底塗料の代替物質に関する国内外の動向
 3.銅ピリチオンの基本情報
 4.排出源の推定 
 5.環境水中濃度の推定
 6.有害性評価
 7.リスク評価
 8.リスク管理
 9.まとめ 
第I章 序論
 1.背景と目的
 2.調査範囲
 3.本評価書の構成
第II章 船底塗料の代替物質に関する国内外の動向
 1.はじめに
 2.海外の動向
  2.1 オーストラリア
  2.2 EU諸国 
  2.3 米国 
  2.4 カナダ
  2.5 諸外国におけるTF塗料製品
 3.国内の動向 
  3.1 日本ペイントマリン(株)
  3.2 NKMコーティングス(株)
  3.3 中国塗料(株)
第III章 銅ピリチオンの基本情報
 1. 物理化学的性質
 2. 分析方法
 3. ZnPTからCuPTへの変換
  3.1 金属のピリチオン錯化合物の生成と安定性 
  3.2 環境水中での変換
  3.3 毒性試験による検証
 4.環境水中濃度
  4.1 英国の事例
  4.2 我が国の事例
 5.環境水中での動態
  5.1 船底からの溶出速度
  5.2 環境水中での分解速度
   5.2.1 光分解
   5.2.2 加水分解
   5.2.3 生分解
  5.3 水―オクタノール分配係数
第IV章 排出源の推定
 1.CuPTの用途と生産量
 2.CuPTの排出源の推定 
  2.1 移動商船・商業港 
  2.2 養殖場・定置網 
  2.3 その他の排出源
   2.3.1 漁港とマリーナ,ドックと造船所
   2.3.2 臨海発電施設の取水口
   2.3.3 都市下水,廃棄物処理
 3.ZnPTの検討 39
  3.1 ZnPTの用途と生産量 39
  3.2 下水道と公共用水域の測定結果
   3.2.1 下水処理場
   3.2.2 公共用水域河川 
 4.排出源の検討
第V章 環境水中濃度の推定
 1.対象海域の選定
 2.数値モデルおよびパラメータ 
  2.1 モデルを使う効用
  2.2 解析モデルの概要
  2.3 化学物質運命予測モデルの定式化
  2.4 パラメータ 
 3.東京湾の環境水中濃度の推定
  3.1 暴露濃度解析の前提条件
   3.1.1 流動モデル
   3.1.2 水質・生態系モデル
  3.2 船底塗料からの溶出量
   3.2.1 船底塗料からの溶出速度
   3.2.2 碇泊中の溶出量 
   3.2.3 航路の設定と航行中の溶出量
  3.3 暴露濃度解析
   3.3.1 計算条件
   3.3.2 計算結果
第VI章 有害性評価
 1. 海洋生物に対する影響
 2. 評価のエンドポイントの選定
第VII章 リスク評価
 1.リスク評価の方法
 2.リスク評価
  2.1 含有率3.66wt%の推定計算結果
  2.2 含有率1.45wt%の推定計算結果
  2.3 含有率2.00wt %の推定計算結果
第VIII章 リスク管理
 1.TBTとCuPTの生態リスクの比較 
 2.ウニ類に及ぼす影響 
 3.代替船底塗料の法規制 
  3.1 各国の法規 
  3.2 諸外国のリスク評価事例
 4.我が国における法規制
第IX章 まとめ
第X章 レビュアーの意見書と筆者らの対応
 柏木孝夫レビュアーの意見書と筆者らの対応
 川合真一郎レビュアーの意見書と筆者らの対応
 千田哲也レビュアーの意見書と筆者らの対応 
 高橋一暢レビュアーの意見書と筆者らの対応 
 中村由行レビュアーの意見書と筆者らの対応

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