内容紹介
時代は材料に対して、倹約、省力化、コストカット、環境負荷軽減など、多くの難問のクリアを求めている。ないと思われるこれらの要求を満たそうとするもの、それが材料研究の最終目的ともいえる、エコマテリアル。本書はエコマテリアル技術を先導する企業100社、大学・高専65校、研究機関32機関により構成する編集委員会21名、執筆者406名の編纂による、エコマテリアルのすべてを集約したハンドブック。企業、自治体等で、時代に対応して新たなる展開を求められている実務者にとって必携といえる内容。クライアントからの問合せ、クレームにも、的確な対応を可能にする。また、材料研究者、開発者の方々にはターミノロジーとして、多くの貴重なアイデア、情報を提供するものとして、有用な資料。
目次
I部 人工環境とエコマテリアル
1 地球環境とエコマテリアル
2 エコマテリアルが必要とされる理由―環境問題の社会的側面
II部 基盤エコマテリアル
1 エコメタル
2 エコセラミックス
3 エコポリマー
4 バイオマス
5 ハイブリッド
III部 次世代エコマテリアル
1 エレクトロニクス材料
2 ナノ構造制御材料
3 先進エネルギー材料
4 新機能性材料
5 未来材料と技術
IV部 実践エコマテリアル
1 身のまわりの電気・電子機器で利用が進むエコマテリアル
2 自動車,輸送,発電
3 化学,繊維,バイオマス
4 住宅,家具,生活関連
5 土木・建設分野のリサイクル資材