観光実務ハンドブック

観光実務ハンドブック

著者名 日本観光協会
発行元 丸善出版
発行年月日 2007年12月
判型 A5 210×148
ページ数 964ページ
ISBN 978-4-621-07900-3
Cコード 3060
NDCコード 689
ジャンル 社会科学 >  社会科学_総記・事典・便覧

内容紹介

観光振興の中枢機関・日本観光協会が編纂をした観光実務の初の成書。あらゆる場面を想定して観光を仕事とする行政、地域、企業の担当者に必要な知識、考え方を整理。 各地の成功例から「まねをしない地域の個性あるオンリーワンの観光地域づくり」、「どこにでもあるような地域資源を集客力のある観光対象として育てていく方法」をまとめる。

目次

テーマ別事例編
序論
I章 名所・旧跡を活かした観光振興
 I.1 用語の定義と体系
 I.2 名所/名勝の選定による観光地の形成
 I.3 名所創造のケース
 I.4 観光による地域振興の事例
 I.5 名所を活かす地域振興へ向けた観光地の取り組み課題例
II章 歴史的環境を活かした観光振興
 II.1 観光の視点からみた歴史的環境
 II.2 歴史的環境の成り立ち
 II.3 歴史的環境を活かした観光振興の分類
 II.4 今後の展開
 II.5 “きてよかった”と感じる施策
III章 都市と観光振興
 III.1 都市と観光振興の概念
 III.2 都市タイプ別にみた都市観光の魅力と取り組み事例
 III.3 ハード的な整備による新名所
 III.4 主にソフト面の取り組みによって形成された新名所
 III.5 ニューヨークにみる都市観光振興施策
 III.6 都市観光振興のための基本戦略
IV章 温泉を活かした観光振興
 IV.1 世界に誇れる資源=温泉
 IV.2 温泉の歴史
 IV.3 最近の旅行動向の変化(団体旅行から個人旅行へ)
 IV.4 健康管理の場としての温泉地(心身をいやす温泉が求められている)
 IV.5 スパリゾートとしての温泉の将来像
V章 リゾートとしての観光振興
 V.1 リゾートの要件と定義
 V.2 リゾートの歴史
 V.3 リゾート地の必要機能からみた分類軸とタイプ
 V.4 避暑型リゾート
 V.5 避寒型リゾート
 V.6 ウインターリゾート
 V.7 海浜リゾート
 V.8 アーバンリゾート
 V.9 農村型リゾート
 V.10 温泉リゾート
VI章 農山漁村と観光振興
 VI.1 農山漁村と観光レクリエーション
 VI.2 観光レクリエーション事業の計画論
 VI.3 農林漁業地域における観光レクリエーションの展開
VII章 ものづくりと観光振興
 VII.1 なぜ,産業が観光資源として注目されるのか
 VII.2 産業観光の歴史的経緯
 VII.3 観光の対象となる産業資源とその体系
 VII.4 資源のタイプ別にみた観光活用事例とその特色
 VII.5 産業資源活用のためのしくみづくり
 VII.6 ヒストリカルインベストメント
VIII章 行祭事を活かした観光振興
 VIII.1 観光振興の観点から見た行祭事
 VIII.2 成り立ち
 VIII.3 行祭事を活かした観光振興のタイプ
 VIII.4 今後に向けて
IX章 広域連携による観光振興
 IX.1 広域連携と観光振興
 IX.2 広域観光振興のタイプ
 IX.3 広域観光振興の事例
 IX.4 広域観光振興の課題と方向
X章 国際交流を活かした観光振興
 X.1 国際交流と観光振興の意義
 X.2 国際交流と観光(国際観光交流)
 X.3 国際観光交流の体系
 X.4 具体的な事例

課題別各論編
1章 観光概論
序論
 1.1 観光理念
  1.1.1 観光の定義
  1.1.2 観光類似語の定義
  1.1.3 観光の意義
 1.2 観光行動
  1.2.1 観光行動の特性
  1.2.2 誘致圏,行動圏,競合圏,補完圏
  1.2.3 観光行動の国際比較
  1.2.4 観光行動のテーマ
 1.3 観光歴史・地理
  1.3.1 国内観光の歴史
  1.3.2 海外観光の歴史
  1.3.3 観光地域の分類
  1.3.4 観光地の発展過程
2章 観光関連施策
序論
 2.1 観光行政
  2.1.1 観光関連行政の経緯
  2.1.2 観光関連組織の体系
  2.1.3 観光関連行政施策
 2.2 観光施策と関連法規
  2.2.1 観光地関連基本施策
  2.2.2 国際観光関連施策
  2.2.3 国民観光関連施策
  2.2.4 旅行サービス関連施策
  2.2.5 観光関係施設施策
  2.2.6 観光地整備関連施策
  2.2.7 観光資源関連施策
  2.2.8 観光基盤関連施設
 2.3 観光関連組織
  2.3.1 観光協会
  2.3.2 観光関係団体・組織
3章 観光計画
序論
 3.1 観光計画概論
  3.1.1 観光計画の意味
  3.1.2 計画の目標
  3.1.3 観光開発効果
  3.1.4 観光計画管理
 3.2 観光地域計画
  3.2.1 観光地域計画の手順
  3.2.2 観光地域計画の目標
  3.2.3 観光地域計画の基本コンセプト
  3.2.4 観光地域の環境・施設計画
  3.2.5 観光地域の事業計画
  3.2.6 観光地域の運営計画
 3.3 観光施設計画論
  3.3.1 観光施設計画の手順
  3.3.2 観光施設のタイプ別計画
  3.3.3 観光施設計画の目標
  3.3.4 観光施設計画の基本コンセプト
  3.3.5 観光施設の内容
  3.3.6 観光需要予測と観光施設の規模
  3.3.7 観光施設の配置
  3.3.8 観光施設の事業計画
  3.3.9 観光施設の運営計画
 3.4 観光交通計画
  3.4.1 観光交通計画の体系
  3.4.2 観光の2次交通計画と駐車場計画
  3.4.3 観光交通と環境計画
4章 観光調査
序論
 4.1 観光資源調査
  4.1.1 地域特性の把握
  4.1.2 観光資源の分析:発見と評価
 4.2 観光市場調査
  4.2.1 観光需要動向の分析
  4.2.2 観光市場構造の分析:観光振興にはマーケティング感覚が不可欠
  4.2.3 立地変動要因の分析
 4.3 観光受け入れ条件調査
  4.3.1 観光施設の分析
  4.3.2 観光地経営の分析:観光地運営管理のしくみと活動を分析する
 4.4 観光利用条件調査
  4.4.1 観光入り込み統計調査
  4.4.2 地域波及効果の分析
5章 観光産業
序論
 5.1 観光産業
  5.1.1 観光産業の構造
  5.1.2 観光産業の変化
 5.2 旅行業
  5.2.1 旅行業の業態
  5.2.2 企画旅行
  5.2.3 IT革命と旅行業
 5.3 交通業
  5.3.1 観光交通の業態
  5.3.2 観光と鉄道
  5.3.3 観光と航空
  5.3.4 観光と船舶
  5.3.5 観光と自動車
 5.4 宿泊業
  5.4.1 宿泊産業の業態
  5.4.2 旅館
  5.4.3 ホテル
  5.4.4 宿泊特化型ホテル
  5.4.4 国民宿舎等
  5.4.6 オートキャンプ場
  5.4.7 会員制リゾートクラブ
 5.5 飲食・販売業
  5.5.1 飲食業の業態
  5.5.2 道の駅,ドライブイン
  5.5.3 郷土料理
  5.5.4 みやげ品
  5.5.5 外食産業の調理
 5.6 展示・見学施設
  5.6.1 文化・教養施設の業態
  5.6.2 動物園,植物園,水族館
  5.6.3 博物館/美術館/民族資料館,劇場/コンサートホール
  5.6.4 テーマパーク
  5.6.5 産業観光
 5.7 体験型観光
  5.7.1 野外レクリエーション
  5.7.2 エコツーリズム
  5.7.3 グリーンツーリズム
  5.7.4 体験型海洋性レクリエーション
  5.7.5 スポーツと観光
  5.7.6 産業観光
 5.8 健康
  5.8.1 健康と至福のスパコミュニティ“ロハスパ構想”
  5.8.2 観光旅行と旅行医学
6章 観光コミュニティ
序論
 6.1 観光とコミュニティ
  6.1.1 観光と地域住民
  6.1.2 観光によるコミュニティ効果
 6.2 観光関連地域活動
  6.2.1 観光ボランティアガイド
  6.2.2 観光資源保護活動と地域住民
  6.2.3 観光関連ボランティア活動
 6.3 ホスピタリティ
  6.3.1 観光とバリアフリー
  6.3.2 地域総ガイド運動
 6.4 観光教育
  6.4.1 教育機関による観光教育
  6.4.2 その他の観光教育
7章 観光イベント
序論
 7.1 観光イベントの企画
  7.1.1 観光イベントの目的
  7.1.2 観光イベントの歴史
  7.1.3 観光イベントの分類と企画,地域活性化
 7.2 観光イベントの運営
  7.2.1 観光イベントの運営指針と運営手法
  7.2.2 伝統的な観光イベントの実施運営
  7.2.3 観光イベントの新規開発
 7.3 スポーツイベント
  7.3.1 スポーツイベントの分類
  7.3.2 スポーツイベントの計画・運営
 7.4 博覧会
  7.4.1 博覧会の歴史
  7.4.2 博覧会の企画
 7.5 コンベンション
  7.5.1 コンベンションの概要
  7.5.2 コンベンションの開催状況
  7.5.3 コンベンションの計画・運営
 7.6 フィルムツーリズム
  7.6.1 映画等を活かした観光
  7.6.2 フィルムコミッション
  7.6.3 ロケ地を活かした観光
8章 観光情報
序論
 8.1 観光情報の提供
  8.1.1 観光情報の利用
  8.1.2 観光情報の提供
 8.2 観光宣伝
  8.2.1 観光地情報の発信
  8.2.2 観光宣伝効果を探る
  8.2.3 観光宣伝媒体とその効果
 8.3 観光需要喚起キャンペーン
  8.3.1 観光客誘致キャンペーン
  8.3.2 観光キャンペーン計画
 8.4 観光情報媒体
  8.4.1 観光案内所
  8.4.2 観光ガイドブック
  8.4.3 IT観光情報媒体
  8.4.4 インターネット
  8.4.5 モバイル
  8.4.6 観光におけるGISの役割
9章 国際観光
序論
 9.1 国際観光
  9.1.1 国際観光の動向
  9.1.2 訪日外国人旅行市場の動向
  9.1.3 国際観光と日本
 9.2 外国人観光客誘致
  9.2.1 外国人観光客誘致の施策
  9.2.2 外国人観光客誘致の旅行商品と環境整備について
  9.2.3 観光コンベンションの誘致戦略
 9.3 外国人観光客の受け入れ体制
  9.3.1 外国人観光客への宿泊対応,販売促進
  9.3.2 外国人観光客受け入れ誘致の基盤整備
  9.3.3 海外連携と国際観光

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