内容紹介
Rとは、多様な統計手法と充実したグラフィック機能を有する、統計解析のための環境である。Rはオープンソース・フリーソフトウェアであり、誰でも自由にダウンロードすることができるにもかかわらず、本格的な統計解析を行えるため、注目を集めている。本書では、Rを初めて使う医学・薬学分野の研究者を対象に、Rの基本的な使い方を解説。Rのコードおよび出力例には、プログラム上の注意点とともに、統計学的な視点からの説明を付しており、端的に統計学的手法を理解することができる。もちろん、本文で紹介するコード・図版は、すべてRで実行可能。本書で解説する統計学的手法は、記述統計、連続量の1標本・2標本検定、回帰分析、一元・二元配置の分散分析、さらに多重線形回帰分析、共分散分析、ロジスティック解析、および生存分析と広範にわたる。実際にパソコンを動かしながら医療統計を理解できる、実用的な1冊。
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『Rによる医療統計学 原書2版』(2017年1月刊)を刊行しています。