企業倫理
経営と技術のための

企業倫理

考え方と事例
著者名 NPO法人 科学技術倫理フォーラム
杉本 泰治
発行元 丸善出版
発行年月日 2005年08月
判型 A5 210×148
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-07613-2
Cコード 3050
ジャンル 社会科学 >  経営学
社会科学 >  ビジネス

内容紹介

現代社会では、倫理無用という企業は生存を許されなくなってきている。本書では、経営者や技術者が、企業倫理、術倫理をどのように捉えるべきかについて解説。事故や不祥事が起きるたびに、倫理やモラルハザードがいわれる。それではどうするとなると、企業倫理が社会的・人間的に幅の広い、奥行きの深いテーマであるためか、明確な答えをだせない場合も多い。企業が倫理に取り組むには、関係者の間で、最小限だれもが納得する共通の知識、認識、あるいは合意が必要である。 本書では、右頁と左頁とを分け、右頁を一読すれば企業倫理のおおよその考え方が理解でき、さらに興味のある人は左頁の資料を読めばよい、という構成。日々忙しい経営者や技術者にとって格好の参考書。

目次

第1章 企業倫理の迷走
 はじめに/倫理問題への新たな参加/企業倫理の条件/中心的な課題/倫理遵守のプロセス/企業の風土と倫理/企業倫理の迷走
第2章 倫理に目を向ける企業の条件
 東京電力原発損傷隠し事件/三井物産二つの事件/国後島・モンゴル疑惑事件/排ガス浄化装置虚偽データ事件/倫理の出番はあるか/事業の継続性
第3章 倫理順守の仕組み
 モラルと倫理/法と倫理の補完関係/伝統的な倫理/倫理順守の仕組み/現代の倫理/「モラル」を選んだ理由/モラルの及ぶ範囲/三角座標の表現/コンプライアンスとは何か/形骸化は不正の始まり
第4章 経営者と技術者の物語
 「個人のミスではなく」といえるか/チャレンジャー号事件/テーマ1 技術者の役割/テーマ2 人の意識は揺れる/テーマ3 経営者と技術者の関係/テーマ4 一人に二つの立場で悩む/テーマ5 公衆はだれか
第5章 利益相反(利害関係の相反)
 はじめに/アメリカの教科書では/日本の教科書では/形骸化への道/企業倫理が育つには/事例紹介
第6章 コミュニティ
 内部告発――日米比較のシナリオ/コミュニティ/雪印食品・西宮冷蔵事件/法の効力と限界/通報のメカニズム/人間関係の機微――ケイ・スガオカさんの場合/コミュニティの意義/企業への信頼を蝕むもの/
第7章 公衆と消費者
三菱自動車欠陥隠し事件/新潟市工事談合事件/カネボウ上場廃止/消費者/日本国憲法の落とし穴/公衆の福利/第三の開国
第8章 市場の制裁
 市場の仕組み/雪印食品牛肉偽装/NHK受信料問題/蟻地獄の仕掛け/カイワレO一五七事件/市場の緊張関係
第9章 科学技術を利用する企業の倫理
 科学技術と企業の倫理/技術と科学技術/だれが技術責任を負うか/会社制度の解放/技術者の解放/資本と技術、さらに倫理
第10章 安全確保の潮流
 品質管理/PL(製造物責任)法/技術倫理

定価:本体1,900円+税
在庫:品切れ・重版未定