ベンチャーと技術経営

ベンチャーと技術経営

著者名 野中 郁次郎 編集委員長
前田 昇 責任編集
安部 忠彦 責任編集
発行元 丸善出版
発行年月日 2005年07月
判型 A5 210×148
ページ数 282ページ
ISBN 978-4-621-07607-1
Cコード 3334
ジャンル 社会科学

内容紹介

基礎事項をしっかり押えた上で、ケーススタディを盛り込み具体的に解説した技術経営大学院(MOT)向けスタンダード教科書シリーズ。本巻は、全国のMOTで教えられる基礎科目のうち、「ベンチャー企業論」について体系的かつ最新情報を盛り込んだ決定版テキスト。編集委員長はこの分野の第一人者・野中郁次郎氏(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)。

目次

第1章 日本におけるベンチャー概論
 1 ベンチャービジネスの特質と定義
 2 ベンチャー発展過程の分析視点
 3 日本におけるベンチャー企業の発展過程と循環
第2章 イノベーションと起業家
 1 イノベーション
 2 イノベーション・プロセス
 3 イノベーションの戦略パターン
 4 イノベーション・プラットフォームと起業家
第3章 日本におけるベンチャー企業の実態と課題
 1 GEMレポートにみる日米亜諸国との起業比率対比
 2 産業構造変革・雇用促進としてのベンチャー
 3 日本の社会環境は本当にベンチャーに不向きか?
 4 研究開発型ベンチャーが日本で創出されなかった理由
 5 米国SBIR制度に見るハイテクベンチャー育成
 6 ベンチャーインフラ政策の進展
 7 大企業や大学からのスピンオフ・ベンチャーの台頭
 8 日本のベンチャー成長の課題
第4章 ベンチャーの評価
 1 ベンチャー成功の難しさ
 2 ベンチャー評価の視点
 3 ベンチャー評価の新潮流
第5章 大学発ベンチャー
 1 大学発ベンチャーの背景と定義
 2 大学発ベンチャーの定義と類型
 3 海外の大学発ベンチャー
 4 日本の大学発ベンチャー
 5 今後の日本の大学発ベンチャーのために
第6章 日本のベンチャー育成施策
 1 経済産業省におけるベンチャー育成施策
 2 総務省における情報通信ベンチャー支援施策
第7章 コーポレート・ベンチャリング
 1 なぜ今コーポレート・ベンチャリングなのか?
 2 コーポレート・ベンチャリングとは?
 3 ビジネスモデルとコーポレート・ベンチャリングの必要性
 4 社内ベンチャーと社外ベンチャー
 5 スピンオフ・ベンチャーの新形態
 6 カーブアウト
 7 大企業との連携
 8 これからの優秀企業
第8章 地域クラスターにおけるベンチャーの役割
 1 クラスターと産業集積の違い
 2 日本の地域クラスター育成政策
 3 欧米先進クラスターの成功要素
 4 クラスターにおけるベンチャーの役割
 5 スピンオフ・ツリー
 6 ベンチャー企業の株式公開とその地域効果
 7 産業連携とベンチャーの役割
 8 地域におけるベンチャー・クラスターの育成
第9章 ベンチャーキャピタル
 1 CSR社の成功とベンチャーキャピタル(VC)の役割
 2 VCは人に投資する
 3 VCにもいろいろある
 4 VC,エンジェル,個人投資家
 5 VCのエギュゼキュティブ・パートナー
 6 コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)
 7 M&A(Merger and Acquisition:合併・買収)とVC
 8 ベンチャーファンドの設立と運営
 9 世界のVC,日本のVC
 10 VCの将来  
ケーススタディ1 商社技術部からの社内ベンチャー,スピンオフベンチャーのケース事例
ケーススタディ2 ミューチップの開発事例
ケーススタディ3 インターネットベンチャーのケース事例
ケーススタディ4 大学発再生医療ベンチャーのケース事例
ケーススタディ5 IT(ソフト)技術開発のケース事例
ケーススタディ6 ハイテク機器(半導体製造装置)開発のケース事例
ケーススタディ7 ノリタケ伊勢電子の発展史―技術開発型ベンチャー企業の軌跡
ケーススタディ8 半導体開発のケース事例

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定価:4,180円
(本体3,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定