内容紹介
計算科学におけるシミュレーション手法として分子動力力学方や分子軌道法、密度汎関数法、モンテカルロ法について解説し、分析データ解析のための計算シミュレーションとして電子線回折法、構造解析法、電子分光法、電子顕微鏡について解説する。分析技術全般の解析について述べた技術者必携の書。
目次
第1部 計算科学におけるシミュレーション手法
1 分子動力学法
1・1 古典分子動力学法
1・2 タイトバインディング分子動力学法
1・3 生体高分子の分子動力力学計算
2 分子軌道法
2・1 Hartree-Fock近似
2・2 配置間相互作用
2・3 配置子場理論
2・4 バンド理論
2・5 表面の電子状態
3 密度汎関数法
3・1 密度汎関数理論
3・2 LDA法とGGA法
3・3 平面波展開
3・4 擬ポテンシャル法
3・5 格子定数とバンド構造
3・6 局所状態密度
3・7 STM法
3・8 X線光電子分光
3.9 誘電応答
4 モンテカルロ法
4・1 結晶成長シミュレーション
4・2 電子散乱のシミュレーション
第2部 分析データ解析のための計算シミュレーション
5 電子線回折法
5・1 LEED
5・2 RHEED
6 構造解析法
6・1 非生体材料
6・2 生体材料
7 電子分光法
7・1 化学シフト
7・2 統合シミュレーション
8 表面の電子顕微鏡(TEM)像シミュレーション
8・1 はじめに
8・2 表面観察のためのTEM
8・3 TEM像シミュレーションの概念
8・4 透過電子回析のシミュレーション
8・5 電子光学系のシミュレーション
8・6 表面のTEM像シミュレーションの実際
8・7 おわりに