技術の倫理学

技術の倫理学

著者名 村田 純一
加藤 尚武 監修
立花 隆 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2006年07月
判型 四六 188×128
ページ数 190ページ
ISBN 978-4-621-07735-1
Cコード 1312
ジャンル 人文科学 >  倫理学
人文科学 >  シリーズ人文科学 >  現代社会の倫理を考える

内容紹介

「なぜ技術が倫理学の問題になるのか」――本書は最後まで一貫して、この問いに対する答えを求めて議論が進められる。もちろん、多くの技術倫理の教科書で必ず触れられている話題が取り上げられている。しかし、それらのどの議論も「技術(者)倫理」という既製の体系があり、それを紹介するという姿勢で書かれているわけではなく、そもそも、技術的な事柄を倫理的に問題にするということはどういうことか、という問題意識を基本にして、さまざまな議論が反省的、ないしメタ的な視点から展開されている。換言すると、既製の技術倫理の見方に懐疑的な視点から議論がなされているといってもいいだろう。ただし、その最も重要な課題に取り組むためには、既製の技術倫理のなかにとどまっていたのでは不十分であるというのが本書の基本的な立場であり、また、その課題を実現するためにこそ、技術と倫理に関する見方を少し広げる、ないし変換する必要があるはずだ。

目次

第1章 技術と倫理――技術はなぜ倫理学の問題となるのか
 1 「応用倫理」という問題構制
 2 技術倫理の根本問題
 3 「正当化の倫理学」から「発見の倫理学」へ
第2章 リスク、安全、事故防止――「技術倫理」は事故防止に役立つのか
 1 コロンビア号事故調査委員会報告書――事故の本当の原因
 2 チャレンジャー号事故:二つの物語――事例分析の教えること
 3 「正常な事故」と「市民的徳」――技術倫理への新たな視点
 4 むすび――「専門職倫理」を越えて
第3章 倫理規程と専門職――倫理規程は何の役に立つのか
 1 倫理規程
 2 専門職
 3 倫理規程の「根拠」
 4 倫理規程と市民的徳
第4章 設計の「倫理」――ユニバーサルデザインは本当にユニバーサルか
 1 バリアフリー
 2 ユニバーサルデザイン
 3 参加型デザイン
 4 むすび――インフォーム・ドコンセントから創造的参加へ
おわりに――「技術倫理」と「技術者倫理」

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