論理回路入門
著者名 | 沼居 貴陽 著 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2004年09月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 210ページ |
ISBN | 978-4-621-07463-3 |
Cコード | 3055 |
ジャンル | 電気・電子・情報工学 |
内容紹介
ディジタル機器の動作のもとになる論理回路について初学者向けに解説したテキスト。著者の講義ノートをベースに学生の反応や理解度を踏まえて、ブラッシュアップしたもので、高校で学ぶダイオードの電圧―電流特性と2進法の初歩の知識があれば読みこなせる内容となっている。前半では論理ゲートの説明から始め、論理ゲートを用いた回路表現を取り上げる。回路表現が複雑になる様子を体験してから、プール代数の性質を利用して論理回路を簡単化する手法を紹介する。後半では、前半の基礎を元にして、組合せ回路と順路回路について説明する。また、自習に役立つよう、実際の講義で使用した投影プラズマディスプレイの内容をインターネットからダウンロード可能。
目次
1 論理ゲートによる回路表現
1.1 ブール代数と論理ゲート
1.2 基本的な論理演算と論理ゲート
1.3 論理ゲートの回路構成
1.4 組合せ回路
2 論理関数の表現
2.1 最小項と最大項
2.2 主加法標準型
2.3 主乗法標準形
2.4 シャノン展開
2.5 リード‐マラー標準形
3 ブール代数の性質
3.1 ブール代数の基本則
3.2 双対関数
4 論理式の簡単化
4.1 簡単化したAND-OR形論理式の導出
4.2 完全定義論理関数と不完全定義論理関数
4.3 簡単化したOR-AND形論理の導出
4.4 複数の論理関数
4.5 2値変数の個数と簡単化の方法
5 組合せ回路
5.1 2段論理回路
5.2 多段論理回路
5.3 組合せ回路の設計
6 順序回路
6.1 順序回路と組合せ回路との違い
6.2 完全定義順序回路の簡単化
6.3 不完全定義順序回路の簡単化
6.4 順序回路の分解
6.5 順序回路の設計
6.6 フリップフロップ
7 遅延と同期
7.1 遅延
7.2 組合せ回路における遅延
7.3 順序回路における遅延
8 VLSIに向けた設計
8.1 論理設計の目標
8.2 ゲートアレイ方式
8.3 スタンダードセル方式
8.4 ROM
8.5 PLA
8.6 シストリックアレイ
8.7 高信頼化技術
付録A 排他的論理和と分配則
付録B 非両立性の証明