内容紹介
キュリー夫人が長女イレーヌをはじめとした10歳くらいの子どもたちに理科を教えた「マリーの授業」の記録。この授業を受けていた13歳の少女(イザベル・シャヴァンヌ)のノートが奇跡的に発見され、2003年キュリー夫人のノーベル賞100周年にあわせてフランスで出版されたその邦訳版。 キュリー夫人の伝記は数多くあるが、実際にどのような授業を行っていたのかはまったく知られていない。100年経った今も色あせない楽しい実験ばかりで、キュリー夫人がどのように子どもたちに接し、どんなふうに小さい子どもたちに理科を教えていたのかを知ることができる、キュリー夫人の知られざる一面がいま初めて明らかになる、魅力的で貴重な物理実験ノート。 身近な実験から科学の原理が学べる本として、老若男女をとわず科学に興味のあるすべての人に、そして学校の先生にぜひ読んでほしい一冊。
目次
第1回 真空と空気のちがい
通り道がせまいと…/風をつくる/弾性/呼吸/水を吸う/アスピレーター/コック/空気の圧力をみる /空気の重さ/空気ライター/水槌(ウォーターハンマー)/電球の中
第2回 空気の重さを実感する
大気圧/水が伝える圧力/下から上にかかる圧力/連結管/水のジェット/大気圧が上げる水の高さ/大気圧が上げる水銀の高さ
第3回 気圧・水道・ポンプ・アルキメデスの原理・・・
マグデブルグの半球/水道のお話/吸引ポンプと圧縮ポンプ/サイホン/アルキメデスの原理
第4回 重さをはかる
第5回 固体や液体の密度をはかる
第6回 いろんな形をしたものの密度をはかる
第7回 再びアルキメデスの原理
アルキメデスの原理
第8回 船が浮くわけ
第9回 卵を浮かせる
第10回 気圧計をつくる
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