戦後日本の再生

戦後日本の再生

―1945〜1964年
著者名 福永 文夫
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年09月
判型 四六 188×128
ページ数 254ページ
ISBN 978-4-621-07462-6
Cコード 1031
NDCコード 312
ジャンル 社会科学 >  法学・政治学

内容紹介

歴史が人間の営みである以上、そこには一つのサイクルがある。一つの体制はおよそ40年単位で崩れ、それから10年有余新たな体制が生まれてくる。歴史は、新旧世代がつくり出す様々な潮を巻き込みながら、担い手を代え新たな目標を供給しつつ連綿と息づく。敗戦から10年後に生み出された「五五年体制」も例外ではない。本書は、「戦後日本の再生」として、時期的には敗戦から1960年代前半までを対象に、政党と政治指導者たちを一つの軸に、戦後政治の流れを追う。その際、保守勢力だけではなく、いわゆる革新勢力もできるだけ等しく扱うようにした。彼らはアジア太平洋戦争をはさんで、戦前といかにつながり、あるいはいかに別れを告げ、「再生」を図ろうとしたのであろうか。

目次

I.敗戦と占領―日本国憲法の誕生
 1.敗戦   
 2.占領の開始
 3.政党の復活
 4.新憲法の誕生
 5.政党政治の再生
 6.中道政権の形成と崩壊
II.経済復興、講和・独立―サンフランシスコ講和
 7.占領政策の転換と吉田茂の再登場
 8.講和への胎動
 9.講和をめぐる国内政治―「全面講和」か「多数講和」か
 10.講和をめぐる国際環境―アメリカ、日本、連合国
 11.サンフランシスコ会議と日米安保条約
III.「五五年体制」と政党政治の変貌
 12.保守勢力の混迷
 13.保守合同と社会党の統一
 14.鳩山・岸内閣―自社対決の時代
 15.政治の季節から経済の季節へ

定価:2,530円
(本体2,300円+税10%)
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