建設技術者の倫理と実践

建設技術者の倫理と実践

増補・改訂版
著者名 柴山 知也
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年02月
判型 A5 210×148
ページ数 140ページ
ISBN 978-4-621-07407-7
Cコード 3051
NDCコード 510
ジャンル 土木・建築

内容紹介

昨今、建設現場での様々な事故とも関連づけられ、土木技術者の倫理教育の必要性が大きく叫ばれている。各大学では、ようやく倫理教育に本腰を入れ始め、役所、企業も様々な研修会を催すなど、その重要性が認識され始めた。本書は大学学部および大学院における土木分野の倫理教育の初めての教科書の増補版であるが、実例を多く盛り込み、より実践的な内容に大幅リニューアル。現代の工学分野において倫理教育はなぜ必要なのか。技術者倫理の背景を整理し、それを踏まえて倫理教育の方法を具体的に提示。また、技術士試験(建設部門)における倫理問題の比重がここ1、2年大幅に増していることを鑑み、現在土木の現場で働く技術者にとっても有益な内容。

目次

第1章 なぜ技術者に倫理教育が必要なのか―倫理教育の社会的背景
 1.1 土木工学のパラダイムシフトー建設社会学の展開
 1.2 建設産業の外部環境の変化 
 1.3 建設事業の執行制度と社会システムの再構成ー将来構想の提示
 1.4 技術者倫理教育の展開 
第2章 技術者の倫理規定の系譜と現行の倫理規定の解説
 2.1 技術者倫理規定の系譜
 2.2 学会倫理規定とその解説
第3章 倫理教育の実践
 3.1 アメリカにおける実践―事例教育の発展
 3.2 日本における事例
 3.3 最近の日本や世界における事例
 3.4 大学教育における実践
第4章 信頼関係と技術者の行動選択―倫理教育は行為を変えるか
 4.1 はじめに
 4.2 信頼研究の系譜
 4.3 研究方法とその結果
 4.4 結論

出版社からのメッセージ

------------------------------------------
本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
------------------------------------------

定価:2,090円
(本体1,900円+税10%)
在庫:お問い合わせください