ゴム技術入門

ゴム技術入門

著者名 日本ゴム協会
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 A5 210×148
ページ数 156ページ
ISBN 978-4-621-07393-3
Cコード 3050
NDCコード 578
ジャンル 化学・化学工学

内容紹介

日本ゴム協会誌に13回にわたって連載した内容を単行書としてまとめたもの。最近の技術の複合化に伴い、ゴム関係の技術者だけでなく機械・建築・土木等周辺分野の技術者もゴムを粘弾性材料等として使用するケースも増えている。本書ではゴムならではの特長を遺憾なく発揮している製品を選び、ゴムという材料の基本的特徴、材料、加工などについて、また幅広い応用について解説。

目次

第1章 ゴム技術ことはじめ
 1.1 はじめに
 1.2 新ゴム消費量と主要ゴム製品
 1.3 ゴム製品代表選手紹介
 1.4 本書の構成 
第2章 ゴムを分子から見てみよう
 2.1 ゴムをミクロに見てみよう
 2.2 「伸び縮みする」製品例:輪ゴム
 2.3 「柔らかい」製品例:建築用シーラント
 2.4 「弾性に富む」製品例:ゴルフボール
第3章 ゴム特性をマクロに見てみよう
 3.1 ゴムの機械的性質をマクロにみてみよう
 3.2 ゴム材料のS―S曲線
 3.3 ゴムのヒステリシス
 3.4 ゴムの粘弾性
 3.5 S―S曲線と製品設計
第4章 ゴムの応力―ひずみ特性解明アプローチ
 4.1 ゴムの機械的性質を理論的にみてみよう
 4.2 各理論のポイント
第5章 ゴム製品の原材料
 5.1 ゴム製品の原材料構成
 5.2 原料ゴムの種類と特徴
 5.3 原料ゴムの化学結合構造と特性
 5.4 充てん剤の種類と特徴
第6章 ゴムの複合補強・強化
 6.1 はじめに
 6.2 ゴム製品の複合補強・強化
 6.3 ゴムをマトリックスとした繊維強化複合材料の性質
 6.4 ゴムと充てん剤の関係――タイヤはなぜ黒い?
第7章 エラストマーブレンド
 7.1 ゴム製品とエラストマーブレンド
 7.2 エラストマーブレンドと相溶性
 7.3 エラストマーブレンドとその共架橋ゴム物性
 7.4 エラストマーブレンドと製品
第8章 ゴムの架橋と薬剤
 8.1 はじめに
 8.2 ゴムの架橋反応について
 8.3 ゴムの架橋方法
 8.4 おわりに
第9章 加工技術――華麗なる変身――
 9.1 はじめに
 9.2 ゴムの加工工程
 9.3 おわりに
第10章 加工技術――混練り――
 10.1 はじめに
 10.2 混練機械の歴史
 10.3 混練りのメカニズム
 10.4 カーボンブラックの分散機構
 10.5 混練装置による練りの特徴
 10.6 混練方法と制御
 10.7 混練度評価
 10.8 おわりに
第11章 加工技術――加硫――
 11.1 はじめに
 11.2 加硫の発見と工業化の歴史
 11.3 加硫によるゴムの変化
 11.4 加硫技術
 11.5 加硫接着
 11.6 おわりに
第12章 架橋ゴムの試験
 12.1 はじめに
 12.2 静的試験
 12.3 動的試験(JIS K 6394,JIS K 7198)
 12.4 摩耗試験(JIS K 6264)
 12.5 摩擦試験
 12.6 疲労試験
 12.7 耐久性試験
 12.8 おわりに
第13章 未加硫ゴムの試験
 13.1 はじめに
 13.2 未加硫ゴムの特性
 13.3 未加硫ゴムの試験方法
 13.4 おわりに

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