地球環境学のすすめ

地球環境学のすすめ

著者名 京都大学地球環境学研究会
中原 紘之
小畑 史子
森 晶寿
浅野 耕太
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年02月
判型 四六 188×128
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-07371-1
Cコード 1336
ジャンル 科学一般 >  シリーズ科学一般 >  京大人気講義シリーズ

内容紹介

人間が活動する限り鉱物資源・化石エネルギーはどうやっても枯渇する。このような制約のもとで、生態系保全と地域産業の振興は両立可能なのか。次々と新しく合成される化合物の化学物質管理手法はどうあるべきか。これらすべての人間の生き方、生存に直接関わる問題を、自然科学と社会科学の両面から指摘し、解決策見つけるのが「地球環境学」。本書では、様々な興味深いテーマが、地球環境学とどのようにつながっているのかを紹介。地球環境学には、非常に多様なアプローチがあることがおわかりいただけることだろう。

目次

プロローグ―地球環境学を学ぶこと
第I部 人文社会科学的アプローチ
  第1章 法律は環境を守れるか―環境と法
  第2章 東アジアと日本の経験―開発と環境
  第3章 市場はパンドラの筺か?―環境と経済
  第4章 環境と構造―食糧と環境をめぐる哲学的考察
第II部 理工学的アプローチ
  第5章 温暖化は防げるか―地球環境モデルによる将来予測
  第6章 地球の隅々にまで広がった環境汚染―環境と化学物質
  第7章 有機化学にできること―環境と有機物質
  第8章 高効率太陽光エネルギー変換への期待―環境とエネルギー
  第9章 光合成生物は地球環境改善の要!?―環境とバイテク
  第10章 地下水・土壌の汚染と浄化・保全―環境と社会資本整備
  第11章 安全な水利用を求めて―環境と水資源
  第12章 木造文化を守り水環境を再生する環境防災水利-地球環境学と防災まちづくり
第III部 生態学的アプローチ
  第13章 海を守る―瀬戸内海における富栄養化と有害有毒赤潮の発生
  第14章 里山再生と竹林―環境と植生
  第15章 生態環境と人々の暮らしにどうかかわるか-アフリカでの村落開発の試みから

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