流れの数値計算と可視化 第2版

流れの数値計算と可視化 第2版

Tecplotで視る流体力学 CD-ROM付
著者名 平野 博之
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 A5 210×148
ページ数 380ページ
ISBN 978-4-621-07404-6
Cコード 3053
ジャンル 機械・金属・材料

内容紹介

本書は移動現象論の基礎となる式(Part I:基礎式)、これらの基礎式を実際に計算するための方法(PartII:数値計算法)、そして計算で得られた結果からこれを可視する(PartIII:計算結果の可視化)という一連の事項を丁寧に展開し解説し、さらに流れの可視化ソフトで世界的にも評価されているTecplotのTrial版およびCFDアナライザーを添付CD-ROMに収録。前版からの改訂点として、Tecplotをバージョンアップ(Ver9.2)したのに加え、数値計算法としてSMAC(Simplified Marker-and-cell)法、線形システム解法の解説・プログラム例を追加・拡張し、新たな数値計算プログラム(Fortran、C)を追加。

目次

PartI 基礎式
 第1章 序論
 第2章 連続の式
  2.1 1次元の連続の式
  2.2 3次元流れについての連続の式
 第3章 運動方程式
  3.1 慣性力
  3.2 場の力
  3.3 法線力とせん断力
  3.4 運動の第2法則の適用
  3.5 ニュートン流体
  3.6 ニュートン流体の運動方程式
  3.7 気組織に関する補足
 第4章 エネルギー方程式
  4.1 系のエネルギーの増加(蓄積量)
  4.2 系が得るエネルギー
  4.3 系が得る熱
  4.4 系になざれる仕事
  4.5 熱力学第1法則の適用
  4.6 ニュートン流体エネルギー方程式
  4.7 簡便な形 
 第5章 拡散方程式
  5.1 物質収支
  5.2 滞留による物質流束
  5.3 分子拡散による物質流束
  5.4 2成分(A、B)から成る場合
 第6章 移動現象の測度方程式
  6.1 ニュートンの粘性の法則
  6.2 フーリエの熱伝導の法則
  6.3 フィックの拡散の法則
  6.4 統一的な取り扱い
 第7章 運動量保存方程式
  7.1 x軸方向の運動量
  7.2 y、z軸方法の運動量
 第8章 運動の記述方法
  8.1 慣性座標系
  8.2 右手系と左手系
  8.3 ラグランジュ表示とオイラー表示
 第9章 直交座標系におけるテンソル
  9.1 スカラー・ベクトル・テンソル
  9.2 ベクトルとテンソルの演算
  9.3 スカラー・ベクトル・テンソルの微分 
 第10章 直交曲線座標系におけるテンソル
  10.1 円筒座標系
  10.2 球座標系
  10.3 各種座標系における基礎方程式
PartII 数値計算法
 第11章 序論
 第12章 基礎方程式と無次元化
  12.1 自然対流
  12.2 基礎方程式
  12.3 浮力について
  12.4 無次元化
 第13章 離散化と数値計算法
  13.1 有限差分法の考え方
  13.2 陽解法と陰解法
  13.3 滞留項について
  13.4 滞留拡散問題の計算の安定性
 第14章 流れ場の計算方法
  14.1 計算格子について
  14.2 MAC法
  14.3 SMAC法
  14.4 HSMAC法
  14.5 プログラム例  
 第15章 線形システムの解法
 15.1 数値計算と誤差
 15.2 解法の分類
 15.3 直接法
 15.4 間接法(反復法)
 15.5 クリロフ部分空間法
 15.6 例題
PartIII 可視化
第16章 序論
 16.1 付録CD―ROMについて
 16.2 Tecplotのインストールに関して 
第17章 基礎事項
 17.1 入力ファイル
 17.2 出力データファイル
 17.3 アニメーション用ファイル
 17.4 画面説明
第18章 X-Yプロット
 18.1 折れ線グラフ
 18.2 棒グラフとカーブフィット
 18.3 その他のX-Yプロット
第19章 フィールドプロット(2次元)
 19.1 速度ベクトル図および等温線図(ラベル付)
 19.2 速度ベクトル図および等温線図(カラーテーブル付) 
 19.3 速度ベクトル図および等温線図(スムージング処理、ラベル付)
第20章 フィールドプロット(3次元)
 20.1 データの読み込み
 20.2 境界の設定
 20.3 測度ベクトル図の作成 
 20.4 等温線図の作成
 20.5 フレーム枠の削除
 20.6 新しいフレームの作成
 20.7 レイアウトファイルの作成
 20.8 アニメーション 
第21章 アニメーション作成
 21.1 メニューによる方法
 21.2 Raster Metafileを用いる方法
 21.3 マクロファイルを利用する方法
 21.4 Raster Metafile形式のアニメーションを視る 

出版社からのメッセージ

本書は改訂版『流れの数値計算と可視化 第3版』(2011年11月刊)を刊行しています。

関連商品

定価:5,280円
(本体4,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定