内容紹介
本書は1996年に、「苦情は宝物である」というスローガンのもとに、苦情に適切に対応する制度を確立させたイギリスの制度の翻訳書。英国が長年にわたって培ってきた知を知ることで、混乱するわが国の医療現場にとっても、今後の関連政策を模索する関係機関にとっても、極めて重要な意味があり、本書は、まさにわが国の医療界が求めている一冊。
目次
1. 古いシステム―なぜ改革か?
2. ウィルソン報告書―聞くこと
3. 院内の苦情手続―ローカル解決
4. あっせんプロセス
5. 独立審査
6. 新・懲戒手続
7. 異議申立て
8. オンブズマン
9. NHS審判所
10. 中央医師評議会
11. 地域医療委員会
12. 医療弁護機構の役割
13. 苦情と法システム
14. 苦情を避ける方法とそれに応える方法