内容紹介
古来の神々とキリスト教を融合させたロシアの人々は、そこからさまざまな伝説や民話を生み出した。日本人の感性に近く、なぜか郷愁を抱かせるロシアの神話を紹介。 暗くて広大な森、ときに暴れる大河、突然吹きつける風など、ロシアの人々は自然の脅威を説明するとき、それらを擬人化して精霊や妖怪を登場させた。また彼らは死者を敬い、魔術を畏れながらも信じた。ドモヴォーイ、ルサールカ、レーシィ、ドラゴン、バーバ・ヤガーなどは、ロシアの民話や伝説を語るとき、欠くことのできない存在である。ときに人間の味方になり、ときに敵になるどこかなつかしい精霊や妖怪は、ロシアの神話をいっそう興味深いものにしている。
目次
異教の神々
四大元素―水、火、大地、気
場所に宿るデーモンと霊
死者とあの世
魔術師
ドラゴンとバーバ・ヤガー
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