町並み保全型まちづくり

町並み保全型まちづくり

著者名 日本建築学会
西村 幸夫
浅野 聡
岡崎 篤行
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 B5 257×182
ページ数 128ページ
ISBN 978-4-621-07420-6
Cコード 3352
NDCコード 518
ジャンル 土木・建築 >  シリーズ土木・建築
土木・建築 >  シリーズ土木・建築 >  まちづくり教科書シリーズ

内容紹介

町並み保全をめぐるまちづくりの歴史は1960年代から40年あまりにわたっている。わが国におけるまちづくり運動史の中でもひとつの源流となるほどの長い歴史を誇っている。本書では、こうした歴史的発展過程を述べたのち、まちづくりを実現するための制度的な枠組みやルールづくりのあり方、市民の関与とそのための合意形成の仕組みを解説し、さらに、まちづくりの具体的施策展開にあたって地域資源をどのように発掘し計画に活かしていくかを論じる。また、具体的な町並み保全型まちづくりの実践例10例を紹介。

目次

1章 町並み保全型まちづくりとは
2章 時代と共にひろがる町並み保全型まちづくり
 2-1 歴史的環境保全制度の変遷
 2-2 第1期:文化財保護制度の誕生
 2-3 第2期:国法の保護の充実と海外流失の防止
 2-4 第3期:文化財保護法の制定と整備
 2-5 第4期:古都保存法の制定による歴史的風土の保存
 2-6 第5期:文化財保護法の改正による「伝統的建造物群保存地区制度」の創設
 2-7 第6期:都市・地域景観整備の高まりに伴う多様な関連制度の制定
3章 町並み保全型まちづくりを実現する仕組み
 3-1 全体を捉える枠組み
 3-2 調査段階の手法
 3-3 計画段階の手法
 3-4 実行段階の手法
 3-5 市民主体の活動手法
4章 地域資源の発掘と活用:基本的な考え方と調査・計画手法 
 4-1 伝建地区制度に学ぶ
 4-2 文化遺産によるまちづくり
 4-3 文化遺産の活用方法
5章 動き始めた町並み保全型まちづくり物語
 5-1 町並みの再評価と実現するまちづくり活動への展開
 5-2 取組み姿勢から学ぶ
 5-3 取組みの基本理念から学ぶ
 5-4 実現のための仕組み作りから学ぶ
 [事例]
 村上市:町家を活かした地域活性化
 川越市:住民主体のデザイン誘導
 町人が創り・守る「継承型」の街並みづくり
 古川町:町人が創り・守る「継承型」の町並みづくり
 金沢市:総合的に取り組む町並みづくり
 近江八幡市:持続的なまちづくりと連動した街並み景観形成
 伊勢市河崎:「伊勢河崎商人館」を拠点とした協働型マネージメント型まちづくり
 萩市:「萩・まちじゅう博物館」の展開
 太宰府市:条例による文化遺産の保全と活用
 八女市:文化的景観条例によるまちづくり
 竹富島:NPOによる文化遺産のマネジメント
6章 いま何が出来るか―町並み保全型まちづくりの未来

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定価:1,980円
(本体1,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定