美術館・博物館の展示

美術館・博物館の展示

理論から実践まで
原書名 Museum Exhibition Theory and Practice
著者名 北里 桂一 監訳
山地 秀俊
山地 有喜子
発行元 丸善出版
発行年月日 2004年03月
判型 A5 210×148
ページ数 240ページ
ISBN 978-4-621-07362-9
Cコード 3070
NDCコード 706
ジャンル 土木・建築 >  建築

内容紹介

美術館・博物館の展示方法を学ぶテキスト。人々がいかに快適に美術館・博物館に出かけ、観衆として満足して帰るか、ということに主張の基本を置き、そのために計画を立て、その計画をそれぞれの段階で評価していくことを提案。具体的には、展覧会の計画とデザイン、収集品の保管、テキストの作成、コンピュータ利用方法等、理論から実務までを総合的に解説する。学芸員、学芸員資格取得を目指す学生をはじめ、アートマネジメントを学ぶ人・公共展示に関わる全ての人必携の書。

目次

序章
 0.1 美術館展示の使命
 0.2 展示の類型
 0.3 説明の役割
 0.4 結び
第1章 展覧会の進め方
 1.1 計画へのいくつかのアプローチ
 1.2 概念的局面
 1.3 段取りの局面
 1.4 機能的局面
 1.5 事後評価の局面
第2章 観衆と学習
 2.1 人々と美術館
 2.2 対象となる観衆
 2.3 動機
 2.4 学習と美術館の展示
 2.5 結び
第3章 展示のデザイン
 3.1 明暗度
 3.2 色
 3.3 質感
 3.4 均衡
 3.5 線
 3.6 形態
 3.7 展示デザインにおける人間的要因
 3.8 行動上の傾向
 3.9 方法論とデザイン戦略
 3.10 館内における人の流れの誘導方法
 3.11 展示物の配置
 3.12 特別な配慮
 3.13 デザインのアイディアの提示
第4章 展示環境の管理 
 4.1 識別と範囲
 4.2 マクロ環境
 4.3 ミクロ環境に特有な問題  
 4.4 結び
第5章 展示の管理
 5.1 スケジューリング
 5.2 契約
 5.3 制作と資源の管理
 5.4 ドキュマンタシオン(作品情報ファイル)
 5.5 広報とマーケティング
第6章 展示の表示
 6.1 何を評価するか
 6,2 いつ評価するか 
 6.3 結び
第7章 ストーリーラインとテキストの展開
 7.1 ストーリーライン
 7.2 ストーリーラインの諸要素
 7.3 テキストの準備 
 7.4 有効なテキストを書くための指針
 7.5 活版印刷と制作方法
 7.6 活字の詳細
 7.7 結び
第8章 展示環境下でのコンピュータ
 8.1 コンピュータの能力と用途
 8.2 展示要素としてのコンピュータ
 8.3 展示の制作におけるコンピュータ
 8.4 管理上の補助手段としてのコンピュータ
 8.5 結び
付録1 浸食被害報告書
付録2 展時に関する要請書
付録3 展示の段取りのためのチェックリスト   

出版社からのメッセージ

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本書は、少部数印刷にて重版が可能です。
在庫僅少の場合でもご注文いただけますので、お問い合わせください。
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定価:3,080円
(本体2,800円+税10%)
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