内容紹介
光学分野では初版以来名著と言われている「E.Hecht / Optics 4th ed.(2002)」の翻訳書。光の持つ種々の物理現象を単に整理し紹介するだけではなく、いかに理解させるかに力点を置いている。数式の使用も最小限にとどめ、視覚的な理解を助けるため、工夫された図版や写真を多く用いた。また、基礎的な現象から広範な応用分野までをその歴史的背景から現在に至るまで、実にくわしく丁寧に説明しているほか、解テーマの理解を助けるための演習問題も多く収録した。広範な光学という学問のいずれかの領域を新たに学ぶ研究者・技術者の方はもちろん、専門ではないが光学のある領域についての概要を知りたいという方にも最適な解説書。
目次
11 フーリエ光学
11.1 はじめに
11.2 フーリエ変換
11.3 光学への応用
12 コヒーレンス理論の基礎
12.1 はじめに
12.2 可視度
12.3 相互コヒーレンズ関数とコヒーレンズ度
12.4 コヒーレンズと天体干渉計測
13 レーザーとその応用
13.1 レーザーとレーザー光
13.2 像形成―光学情報の空間分布
13.3 ホログラフィー
13.4 非線形光学
付録A1 電磁理論
付録A2 キルヒホッフ回折理論
表1 sinc関数
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『原著5版 ヘクト 光学 III』(2019年9月刊)を刊行しています。