食をコーディネートする

食をコーディネートする

著者名 21世紀の生活科学を考える会 監修
金子 佳代子 編著
発行元 丸善出版
発行年月日 2003年05月
判型 A5 210×148
ページ数 146ページ
ISBN 978-4-621-07248-6
Cコード 3337
ジャンル 環境科学・生活科学 >  生活科学
人文科学 >  教育学

内容紹介

中学・高校の家庭科教師のための参考書。大きく変革する現代社会に生活する人間の食行動に焦点を当てて、今日的な食の課題とその背景を読み解き、人間発達、文化・社会的環境とのかかわりの視点から、これからの食生活のあり方を提案。

目次

序章 現代の“食”を考える
第1章 食卓は家族を映す
 1.1 子どもの心身の成長と家庭の食環境
 1.2 子どもと家族の食卓環境調査
 1.3 家庭生活の様子
 1.4 家庭の食卓状況と食卓のイメージ
 1.5 心身の健康感と自己概念
 1.6 食卓環境と自己概念、心身の健康感とのかかわり
 1.7 食卓での楽しい会話が子どもを育てる
 1.8 食卓は家族と子どもの状況を映す鏡
 1.9 子どもの心と体を育てる食育
第2章 上海の子どもの食卓風景から
 2.1 はじめに
 2.2 むかつく、イライラの多い佐賀と少ない上海
 2.3 生活時間―朝型上海と夜型佐賀
 2.4 食事内容―甘い菓子はイライラの原因か?
 2.5 上海と佐賀の食事形態 
 2.6 家族との会話時間とコミュニケーション度
 2.7 家族の共同行動―上海ではどんな場面で両親と話すのか?
 2.8 佐賀における家族の共同行動の頻度
 2.9 どうしたら夕食が楽しくなるのだろうか? 
 2.10 「以心伝心」「親の背中を見て子は育つ」は本当か?
 2.11 気持ちを口に出して伝え合える食卓づくり
  2.12 終わりに 
第3章 食の“拒否”と食への“回帰”―現代社会を映す鏡としての“食”文化
 3.1 はじめに
 3.2 食の“拒否”とその背後に潜む課題
 3.3 食への“回帰”と新たな文化の創造
 3.4 終わりに
第4章 満ち足りた食を求めて
 4.1 人間の食行動
 4.2 乳幼児の食行動の発達
 4.3 食行動の社会・文化的発達
 4.4 食習慣の形成と変容
 4.5 食物のおいしさ
 4.6 おいしさを感じる仕組み
 4.7 おいしさと食欲
 4.8 味覚を育てる
 4.9 嗜好の形成
 4.10 食物の好き嫌い
 4.11 食の満足度にかかわる要因
 4.12 これからの食教育
第5章 QOLを高める骨の健康アップ
 5.1 骨の役割
 5.2 骨の構造
 5.3 骨のモデリング(再生)
5.4 年齢と骨の代謝
 5.5 骨粗鬆症とは
 5.6 骨量の測定
 5.7 骨粗鬆症を予防するために
 5.8 骨と栄養
 5.9 骨と運動
 5.10 骨とダイエット
 5.11 まとめ
第6章 安全な食生活を考える
 6.1 狂牛病騒動
 6.2 BSE対策
 6.3 安全な食品を求める権利
 6.4 輸入農産物の残留農薬
 6.5 中国製“やせ薬”事件
 6.6 輸入食品の安全策強化
 6.7 遺伝子組換え食品
 6.8 遺伝子組換え食品の安全性審査
 6.9 遺伝子組換え食品の表示
 6.10 日本の食糧安全保障
 6.11 食品を選ぶ目を養う
第7章 これからの食卓風景
 7.1 親子3代、生活の変遷
 7.2 短大生の食卓風景 
 7.3 食事を充実させる工夫
 7.4 調理技術は伝えなくてもよいのか?これからの食教育に必要なこと

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定価:1,980円
(本体1,800円+税10%)
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