内容紹介
これからの化学あるいはバイオの研究や産業を大きく変える可能性のある技術として幅広い分野から注目されているマイクロ化学チップについて、総括的にまとめた書。 加工製作から応用にわたる、広範な情報を整理してまとめて全容を紹介。 マイクロ化学チップに関わる第一線の研究者達によって、多面的な技術、すなわちマイクロファブリケーションからマイクロフルディックス、分析化学や合成化学、細胞生化学、医療技術への応用などが解説。研究基盤となる基板技術とその理論やデータをまとめてあるため座右の書として活用でき、また新たに情報を得たい方々は、どのような技術と研究、製品開発のシーズがあるのかを実践的に理解できる。この分野の研究開発に携わる技術者・研究者を初めとして専門課程の学生、周辺分野の技術者・研究者の参考書となる内容。
目次
1 マイクロ化学チップの例
1.1 分析システム:電気泳動
1.2 分析システム:LOC関係
1.3 DNAチップ、プロテインチップ
1.4 合成システム
1.5 細胞実験システム
1.6 複合システム
1.7 マイクロ化学プラント
2 マイクロ化学チップの動作・原理
2.1 化学反応制御
2.2 分子輸送制御
2.3 分離技術
2.4 計測分析技術
2.5 流体制御
2.6 システム概論
3 マイクロ化学チップの微細加工
3.1 リソグラフィー
3.2 エッチング
3.3 ボンディング
3.4 表面マイクロマシーニング
3.5 高アスペクト比構造
3.6 プラスチック加工
3.7 その他の加工法
4 流体制御素子
4.1 マイクロチャネル
4.2 マイクロポンプ
4.3 マイクロバルブ
4.4 マイクロミキサー
4.5 マイクロフィルタ
4.6 マイクロコネクタ
5 材料と表面改質
5.1 ガラス
5.2 プラスチック
5.3 金属
5.4 シリコン
5.5 ゲルおよび粒子材料
5.6 表面修飾