カーボンニュートラルへの化学工学

カーボンニュートラルへの化学工学

CO2分離回収,資源化からエネルギーシステム構築まで
著者名 化学工学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2023年01月
判型 A5 210×148
ページ数 256ページ
ISBN 978-4-621-30772-4
Cコード 3058
NDCコード 571
ジャンル 化学・化学工学
環境科学・生活科学 >  環境科学 >  資源・エネルギー

内容紹介

いま我々は,カーボンニュートラルの実現のために,最も合理的なエネルギー供給と利用の選択肢を模索する真っ只中にいる.そして,この局面を打破する最右翼が技術イノベーションである.

本書は,そのようなカーボンニュートラル技術開発の最前線にいる大学や企業の研究者達によって執筆された.二酸化炭素の回収,再生可能エネルギー,炭素フリー燃料,カーボンリサイクル,エネルギー戦略や各技術の社会的位置づけを,専門的な観点から解説している.

カーボンニュートラル実現に必要な技術を一望できる一冊.

目次

1 カーボンニュートラル実現に向けた技術展開と課題
1.1 はじめに
1.2 カーボンニュートラル
1.3 代替エネルギーの導入
1.4 CO2の分離回収
1.5 CO2の貯蔵・利用
1.6 全体を通した取り組みと課題
1.7 おわりに
演習問題

2 CO2の分離回収技術
2.1 吸収液法によるCO2分離回収
2.2 吸着・固体吸収法によるCO2分離回収
2.3 高炉ガスからのCO2分離回収技術
2.4 冷熱を利用したCO2回収の新技術
演習問題

3 再生可能エネルギーとカーボンフリー燃料
3.1 太陽電池の技術動向
3.2 風力発電の国際動向 〜なぜ世界では風力発電の大量導入が進むのか?
3.3 大規模水素輸送システムの評価と展望
3.4 アンモニア合成触媒の新展開
3.5 アンモニア混焼
演習問題

4 CO2利用技術
4.1 メタネーション触媒反応器の数値流体解析
4.2 再生可能エネルギーを利用したCO2の燃料化技術
4.3 メタネーションの事業化展望
演習問題

5 カーボンニュートラルへのアクション
5.1 カーボンニュートラルに向け我が国独自の新しいエネルギーシステムを考える
5.2 再生可能エネルギー施設の導入における社会的摩擦と社会的受容
演習問題

6 総 論
6.1 はじめに
6.2 再エネ電力のみで将来の我が国のエネルギー需要を充たせるか
6.3 カーボンニュートラル実現のシナリオと技術の位置づけ
6.4 おわりに ー今後の技術開発とシステムの実装ー
演習問題

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