シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
この分野で日本をリードしてきた著者が、多能性幹細胞の特徴、倫理問題の本質、世界の状況、そして治療や創薬への応用について、いま私たちに必要な知識を提供。基礎研究で得られた知見を実際の治療につなげるにはどのような技術やプロセスが必要か、実用化への道筋がわかるのが本書の特長。
目次
1 多能性幹細胞(ES細胞やiPS細胞など)の研究の歴史
2 ヒトの発生過程
3 幹細胞とはどのような細胞か――組織幹細胞の例
4 多能性幹細胞とはどのような細胞か
5 ES細胞やiPS細胞に関わる生命倫理と社会的対応
6 多能性幹細胞がもつ大きな可能性と応用におけるリスクへの対応
7 多能性幹細胞の医学創薬への応用――再生医療への応用と世界の状況
8 多能性幹細胞の医学創薬への応用――新薬開発への応用
9 再生医療の実用化のための技術開発――大規模な細胞培養生産技術
10 再生医療の実用化のための技術開発――化合物による安定で低コストの分化誘導技術
11 まとめ
エピローグ
参考文献
図の出典
索引