デザインブレインマッピング

デザインブレインマッピング

著者名 手塚 明
大場 智博
山村 真一
構想設計コンソーシアム 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2019年03月
判型 B5 257×182
ページ数 184ページ
ISBN 978-4-621-30362-7
Cコード 3050
NDCコード 335
ジャンル 社会科学 >  経営工学・リスクマネジメント
社会科学 >  ビジネス

内容紹介

デザイン思考、経営工学を学び、実際に行動するための実践書。換言すると、読者やその上司が新企画提案で不安に思う未来の不確実性に能動的に向き合ってもらうために、エンジニアとデザイナーが連携して作った、デザイン思考アクションをチームで起こすための書籍。属人性に依存するスキルではなくチーム全体の力を底上げするメソッド、及び、すべての人にクリエイティブ能力を発揮させる仕組みを提案。主な対象は、中堅企業や大企業で、製品・サービスの企画・開発に従事するビジネスマンや技術者、彼らをフォローする補助者等。デザインブレインマッピングの手法と道具により、技術起点と顧客起点、上流チームと下流チーム、デザイナーと工学屋等、従来分断気味であった双方の共創を促す環境の構築を目指す。

 

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目次

はじめに

1 章 産業界の課題:構想力×具現化力×推進力
1.1 産業界の課題
1.2 問題の構造
1.3 筆者たちの想い
1.4 解決の方向性
1.5 本書の位置付け
トピックス1:経験価値

2 章 組織現場のお悩み
2.1 リーダーシップが機能しない
2.2. 決定事項に納得してもらえない、意思の共有ができない
2.3 上下関係を気にして意見が出ない
2.4 曖昧お題の具体化ができない
2.5 アイデアが出てこない
2.6 議論が発散して纏まらない
2.7 対話が下手、聞き出すのが下手
2.8 キーワード思考から一歩も出ない
2.9 「顧客起点」の思考回路がない
2.10 文書でうまく伝達できない
トピックス2:デザインとは?

3 章 シンドローム
3.1 「どうしたら良いのか」と結論だけ欲しがる
3.2 外在化を面倒くさがる
3.3 組織間連携不足の問題は他人事
3.4 目標や査定のプロトコールでブレストする
3.5 不具合改善提案で満足している
3.6 ユーザーやユースケースを見ないでモノばかり見る
3.7 イラストや絵などのビジュアルを小馬鹿にする
3.8 因果推論が弱く、「問題点―原因」に行き着かない
3.9 「問題自体が問題」に不慣れ
3.10 「落としどころ」を求める
トピックス3:デザイナーについて

4 章 解決の鍵となる考え
4.1 問題の類型化
工学的思考とデザイン的思考の違い、等
4.2 プロセス・組織の概念整理
リーダーシップの民主化の重要性、等
4.3 リーダーシップの要点
why とwhat のどちらから考えるか?、等
4.4 課題への取り組み方
問題自体が問題=プロブレム・リフレーミング、等
4.5 関係性の考え方
UX デザインとジョブ理論との関係性、等
4.6 思考深化の要点
イノベーションとダイバーシティの関係、等
4.7 コミュニケーションの要点
思考の外在化/暗黙知と形式知、等
トピックス4:デザイン思考・AI・IoT

5 章 デザインブレインマッピングでできること
5.1 問題点の纏め
5.2 解決のための提案
5.3 デザインブレインマッピングの基本的な考え方
5.4 デザインブレインマッピングのポイントと機能
5.5 2つのコミュニケーションシーン
トピックス5:ワークショップについて

6 章 デザインブレインマッピングのフレームワーク事例
6.1 デザインブレインマッピングにおけるフレームについて
6.2 事前宿題を踏まえたワーク設計
6.3 思考軸の変換促し
6.4 フラットな対話・相手の理解
6.5 バイアスの可視化・why の共有
6.6 プロセス思考への促し
6.7 他者起点思考への促し
6.8 総意形成
6.9 ビジュアルランゲージの援用
6.10 プロセスの記録とトレース
6.11 ワークショップの準備と運営
トピックス6:右脳と左脳、直感と分析、暗黙知と形式知

補  遺
デザインブレインマッピングの使い方
他の手法との比較

参考図書
おわりに
索  引

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定価:3,080円
(本体2,800円+税10%)
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