古代建築 専制王権と世界宗教の時代

古代建築 専制王権と世界宗教の時代

著者名 中川 武
溝口 明則
発行元 丸善出版
発行年月日 2018年10月
判型 四六 188×128
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-30316-0
Cコード 0052
NDCコード 523
ジャンル 土木・建築 >  建築

内容紹介

本書では地中海から東アジアにおよぶ古代文明とその宗教建築の揺籃期から確立期までの変遷を扱う。ピラミッドやジグラト、ギリシア神殿、仏教寺院、ヒンドゥー教寺院、天子の宮殿などの建築造形とその根底にある古代的思惟を探り、宗教、王権、建築の相互作用を解き明かす。

 

目次

第一章 専制王権の成立と建築の誕生
 1 新石器時代と初期文明の建築的断層
    使い捨てる施設/恒久的な建築へ
 2 群小国家時代の宗教と専制国家の宗教
    宗教の起源/神人同形観/神像の誕生/多神教世界
 3 古代専制国家の成立と建築の誕生
    専制国家の誕生/王権の安寧と永続への希求/建築の記念性―巨大さ・恒久性・記念碑的形状
第二章 建築の記念性の成立 
 1 巨大施設をどのようにつくるか
 2 恒久性の確保
    瓦の発明/石造「柱・梁」構造の発生/木造建築のテクノロジー
 3 記念碑的形状の基調
  3・1 造形の対称性と方位観
  3・2 古代エジプトの四方位
   天体観測・暦法・王権の世界像/ピラミッド/ピラミッド・テキスト/ホルスの四人の息子/四方位と中心の成立
  3・3 メソポタミアの方位観
   「四方世界の王」/神像と聖域/メソポタミア建築の記念性
  3・4 古代インドの方位観
   バラモンの祭典/仏典/ヒンドゥー教の聖典/中心の明示と中心のタブー
  3・5 古代中国の方位観
   甲骨文字/初期の王墓/宮室遺址/書経/淮南子・地形訓/史記・孝文本記
  3・6 四方位の発生と古代世界
 4 初期文明の王権と宗教建築の始原
第三章 世界帝国と世界宗教 建築の展開 
 1 世界宗教へ
    専制国家の神々/古代の新宗教
 2 世界宗教の成立と建築の変遷
  2・1 エジプトと西アジア
  エジプト建築の柱と梁/西アジアの国家と宗教/ジグラトの発展/アケメネス朝ペルシアの宗教建築/ササーン朝ペルシアの宗教と建築/ミトラ教
  2・2 地中海
   i 東岸
    シナゴーク/ユダヤ教からキリスト教へ
   ii 古代ギリシア
    都市国家群/古代ギリシアの宗教/木造神殿の誕生と発展/石造神殿へ/石造化と洗練の過程/イオニア式の柱頭
   iii 古代ローマ
    世界帝国ローマの成立/混交するローマの宗教/ローマの建築/ミトラ教の秘儀の空間/初期キリスト教建築
  2・3 南アジア
    バラモン教/仏教/サーンチーの仏塔/仏陀の図像化/仏教伽藍の原形的構成/ヒンドゥー教の建築/祠堂のシルエットと宗教的象徴/インドの木造建築と石造化/意図された非対称/南アジアの宗教と建築
  2・4 東アジア
    王権の宗教/札制建築/恒久化へ向かう木造建築/瓦の発明以後/東アジアの記念建築
  2・5 イスラム
    イスラム教の成立/イスラムの建築/イスラム建築の記念性
 3 古代建築の記念性の展開
終章 古代の国家・宗教・建築の変遷

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