発生における細胞増殖制御

発生における細胞増殖制御

著者名 竹内 隆
岸本 健雄
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年08月
判型 B5 257×182
ページ数 210ページ
ISBN 978-4-621-06468-9
Cコード 3045
ジャンル 生物・生命科学

内容紹介

細胞増殖と発生の接点の解明をめざす研究における最近の知見を紹介する待望のレビュー集。細胞増殖を扱った解説書や発生生物学の解説書は数多くあるものの、発生における細胞増殖の研究に注目した書籍はきわめて少ない。本書はこの分野のわが国の第一人者の執筆により、これら研究の背景と最先端の動向を、さまざまな発生時期、組織、現象の観点から概説。発生生物学の視点から眺めた細胞増殖研究、または細胞増殖の視点から眺めた発生研究の集大成といえる。

目次

I.イントロダクション
 1.発生過程における細胞増殖の制御
 2.細胞周期の制御
II.発生の時空間における増殖制御
 1.生殖細胞の形成から初期胚発生に至る増殖制御
  1.1 ショウジョウバエ生殖細胞形成過程におけるNonosの機能
  1.2 精細胞の増殖制御と精子形成
  1.3 動物卵における減数分解のチェックポイント
  1.4 初期胚発生における細胞周期・分化の制御
  1.5 クロマチン制御と増殖
 2.組織形成における増殖制御
  2.1 骨格筋の分化と細胞増殖
  2.2 造血幹細胞分化と増殖制御
  2.3 神経系における細胞増殖・分化の制御
  2.4 血管形成と増殖制御
  2.5 心臓形態形成と増殖制御
  2.6 心筋の増殖停止機構
III.発生と増殖研究の接点
 1.細胞・固体の大きさの制御
  1.1 ショウジョウバエにける固体成長の制御機構
  1.2 線虫の固体と細胞の大きさの制御
  1.3 マウスの大きさの制御
 2.ES細胞における細胞周期制御の特殊性
 3.発生と細胞死
 4.非対称分裂のメカニズム
 5.老化と細胞増殖制御
 6.がん抑制遺伝子と発生
 7.増殖関連遺伝子の制御機構 

出版社からのメッセージ

本書は、2004年2月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。
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本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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