内容紹介
発達心理学は、人間が受精してから死に至るまでの心理学の諸問題を研究する学問である。 本書では、QOL(quality of life:生活の質、人生の質)を追求することをテーマに、前半では、発達に関わる問題=性の問題、いじめ・不登校・ひきこもり、心の病(精神医学的問題)、自殺、発達のつまづき、虐待・トラウマ、激変するメディア環境と、近年興味関心をひいているトピック・課題を中心に取り上げる。 後半では胎児期、新生児期、乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期前期、成人期後期、高齢期について年代順にそれぞれの専門家が解説する。
目次
第1章 発達心理学とは
第2章 性と発達
第3章 いじめ・不登校・ひきこもりと発達
第4章 心の病と発達
第5章 自殺の実態と予防――いのちのつながりをはぐくむ
第6章 発達のつまずき
第7章 虐待・トラウマと発達
第8章 激変するメディア環境と発達
第9章 胎児期・新生児期の発達――受精から出生後28日未満
第10章 乳児期の発達――1歳半くらいまで
第11章 幼児期の発達――1歳半くらいから小学校入学まで
第12章 児童期の発達――小学生
第13章 青年期の発達――中学校から25歳くらいまで
第14章 成人期前期の発達――就職から50代くらいまで
第15章 成人期後期から高齢期の発達――50代後半から亡くなるまで