内容紹介
生体内には糖、有機酸、アミノ酸など数千種にも及ぶ低分子が存在し、ほとんどは酵素などの代謝活動によってつくり出された代謝物質である。細胞の働きを理解しようとするとき、ゲノム解析やプロテオーム解析に加え、代謝物質の網羅的解析(メタボローム解析)はきわめて重要となる。本書はこのメタボローム研究をいち早く紹介する待望のレビュー集。
目次
I.序論―メタボローム概説―
II.メタボロームの最新技術
1.CE―MSによるメタボローム測定法
2.ESI―MSによるメタボローム測定法
3.HPLCおよびLC―MSによる選択的メタボローム測定法
4.GC―MSによるメタボローム測定法
5.FT―ICR-MSおよびESI―Q―TOFMSによるメタボロームファイリング法
6.キャピラリー電動泳動によるメタボローム測定法
7.メタボローム測定法のためのミクロHPLC法
III.バイオサイエンスへの応用
1.枯草菌のメタボローム解析とトランスクリプトーム解析
2.イネのメタボローム解析
3.シロイヌナズナのメタボローム解析
4.リン脂質のメタボローム解析
5.メタボローム解析による先天性代謝異常診断
IV.メタボロームインフォマティクス
1.KEGGデータベース
2.ARMデータベース
3.GEMシステム
4.E-CELLシステムと動的/静的ハイブリッドシミュレーションアルゴリズム
V.終論―メタボローム解析と医療―
出版社からのメッセージ
本書は、2003年11月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。
------------------------------------------
本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
------------------------------------------