内容紹介
本書は、「鋼橋の疲労対策に関する新技術調査研究小委員会」の3年間にわたる活動成果をとりまとめたものです。 設計、製作、維持管理の各段階における、様々な視点からの疲労対策技術を網羅的に紹介しています。小委員会名には“新技術”を謳っていますが、新技術とは何かについて、本書では特に定義しておりません。最近提案された技術はもちろんですが、ストップホール法やグラインダー仕上げのように古くからある技術についても、それに関する新たな知見が得られていれば幅広く紹介することとしました。 鋼橋の疲労問題に直面している技術者や実務者の方々にとって、対策工の選定や対策効果の検証に際し、本書が一助となれば幸いです。
目次
第1章 鋼橋の疲労対策の考え方
第2章 実橋におけるき裂対策事例
第3章 構造ディテールの変遷
第4章 疲労に対する予防保全技術
第5章 疲労き裂対策工法
第6章 計測技術
第7章 疲労強度評価法