内容紹介
W.ホガースら西欧近世・近代の作品を中心に、芸術の位相における服飾の様態や人間のこころに映るさまの魅惑と謎を、「寓意」「エロス」「メディア」そして「主題」「対話」「技法」の観点から探る。服飾史、服飾美学、美術史を往還しながら思考する、あやなすイメージ=景色の世界。
目次
序 ユルスナールの靴
寓意の主題
1. 光の粒
2. 真珠ものがたり
エロスとの対話
3. 毛皮のポエジー
4. ボエームのマフ
メディアの技法
5. たわむれの行方
6. 仮面扇の真相
結び あやなす景色