日本版KABC-IIによる 解釈の進め方と実践事例

日本版KABC-IIによる 解釈の進め方と実践事例

著者名 小野 純平
小林 玄
原 伸生
東原 文子
星井 純子
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年08月
判型 A5 210×148
ページ数 288ページ
ISBN 978-4-621-30177-7
Cコード 3011
NDCコード 140
ジャンル 人文科学 >  心理学
人文科学 >  心理学 >  心理一般
人文科学 >  教育学

内容紹介

日本版KABC-IIの検査結果の解釈の仕方についての指導書や事例集を求める声が高まっている現状を受けて、解釈とアセスメントのポイントをまとめるとともに、具体的な事例で解説する。事例は、幼児2事例、小学生4事例、中学生4事例、高校生2事例の12例。さまざまなパターン、症例を実例で取り上げ、検査の進め方や、検査後の解釈とアセスメント、保護者や教諭等への検査結果の伝え方とその後の指導まで掲載。

目次

[解説編]
序章 日本版KABC-IIの概要と理論的背景
第1章 カウフマンモデルに基づく結果の解釈
 1.1 解釈の手順
 1.2 クラスター分析
第2章 CHCモデルに基づく結果の解釈
 2.1 解釈の手順
 2.2 クロスバッテリーアセスメント(XBA)によるアプローチ
第3章 質的情報の収集と総合的解釈
 3.1 質的情報の把握の意義
 3.2 検査場面の行動観察の観点
 3.3 日常生活から得られる情報の活用
 3.4 複数の情報からの総合的解釈
第4章 アセスメントから指導へ
 4.1 カウフマンモデルによる結果から導き出される指導の原則
 4.2 尺度レベルにおける特徴の違いから
 4.3 CHCモデルによる結果から導き出される指導の原則
 4.4 尺度にも下位検査にもばらつきがない場合
第5章 検査結果の伝え方
 5.1 検査の実施と扱いに関する留意事項
 5.2 検査結果の書き方
 5.3 検査結果の伝え方
[事例編]
 事例1 多動傾向があり注意に困難を示す同時処理優位の5歳児
 事例2 コミュニケーションにつまずきが見られる5歳児
 事例3 感情のコントロールに困難を示す基礎学力の高い小学4年生
 事例4 知的レベルが境界域にあり強化学習が困難な小学4年生
 事例5 ADHDとASDを合わせもつ小学5年生のソーシャルスキル指導
 事例6 計画尺度が高いが学習に生かすことが難しい小学5年生への幹事指導 
 事例7 高機能自閉症の中学1年生の学習支援に関するコンサルテーション
 事例8 日本語の取得が遅れている同時処理優位の中学2年生
 事例9 抽象刺激の視覚認知が弱く成績が伸び悩む中学2年生
 事例10 言語表現が不得手なアスペルガー症候群の中学3年生
 事例11 学習意欲はあるが学習についていけない高校1年生
 事例12 書字が困難な知的ギフテットと考えられる高校3年生
付録A クラスター分析資料
付録B 日常の様子チェックリストの使い方
付録C 用語解説

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