内容紹介
現代に生きる私たちは、大きな不安やフラストレーション、ストレスなどを抱えて生きており、それらは様々な肉体的・精神的疾患をもたらす。近年それらに対抗する手段として古くからあるマインドフルネスというものが科学的調査の関心の的となりつつある。マインドフルネスは認知行動療法の一つで、自分の心を見つめ直す方法を体系化したもの。中核となっているのは瞑想法である。すでに米国では盛んに行われていて、約1800万人がマインドフルネスに取り組んでおり、米グーグルやインテルでも創造性を高めるためにその実践が導入されている。本書ではマインドフルネスを科学的、心理学的側面から検証し、瞑想を行うことで身体にどのような変化が起こり、効果をもたらすのかを記載。さらに、マインドフルネスを実用的に理解する方法や技術、あらゆる状況に対処するための実践法を紹介し、検証→理解→実践とこれまでにない切り口で書かれた書籍である。
目次
序論
1 マインドフルネスとは何か?
2 はじめに
3 呼吸への意識 呼吸の重要性
4 マインドフルに向けて 身体と意識
5 痛みに対する取り組み
6 嫌な気分 ネガティブ感情に対処する
7 よいことを感じ,幸福を見つける
8 注意を払う.でも,どうやって?
9 ストレスとなる思考
10 マインドフルネスを阻害するもの
11 マインドフルネスの実践