原書名 | Risk: A Very Short Introduction,First Edition |
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著者名 | 中谷内 一也 訳 |
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2015年04月 |
判型 | 新書 174×112 |
ページ数 | 248ページ |
ISBN | 978-4-621-08918-7 |
Cコード | 0340 |
NDCコード | 361 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > サイエンス・パレット 化学・化学工学 > 化学一般・基礎化学 > 安全化学 新書 > サイエンス・パレット |
シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
社会に出ればあらゆる場面でリスクを伴う決断を迫られることがある。 旅行、就職・仕事、健康、人間関係といった個人的な判断から、地球環境、原発といった国家レベルの決断にいたるまで、私たちにとって重要で価値があるものが「リスク」 にさらされる。 本書は、リスクを完全にゼロにすることは難しいけれど、いかにリスクを小さくおさえ、回避するにはどういった対処をすべきなのか、その基本的な考え方を学べる、リスク分析の入門書。 リスクに直面したとき、どうなるのかと不安にさいなまれるのではなく、どうするか、自分で決断・決定できる。そのような人になるための一助となる書。
目次
1 リスクについての意思決定
単純な枠組み/超未熟児/自動車保険のリスク/性教育/リスクについての意思決定の社会的文脈/結論:リスクの意味はリスクについての意思決定の中から引き出される
2 リスクを定義する
すべての死は平等か?/リスク-ベネフィット・トレードオフについての選好の顕在化/リスクの次元/リスクの順位づけ/リスクの指標/人間の条件に対するリスク/それは安全なのか?/“ 受入れ可能なリスク”/結論:どのようにリスクを測定するかは私たちが何に価値をおくのかによる
3 リスクを分析する
犠牲者をカウントする/量と健康影響との相関分析/原因を明確にする/複雑なばく露/複雑な経路/事故/熟練した専門家の判断/結論:リスク分析はさまざまなソースからの知識を統合する
4 リスクについての意思決定を実行する
単純な決定ルール/効用/不確実な価値/プロスペクト理論/ヒューリスティックな決定ルール/ルールと規制/進化する決定/結論:選択は信念と価値を統合する
5 リスク認知
リスク認知の認知/死亡リスクについての判断/明快な質問,明快な回答/観察と推測/メタ認知:自分がどれだけ知っているかを知る/リスク認知と感情/リスク認知研究の証拠はどれくらい使えるのか,あるいはダメなのか?/結論: 一般の人びとのリスク認知は鋭敏ではあるが,不完全な推論も含まれる
6 リスクコミュニケーション
不幸なリスクコミュニケーション/デザインしだいで良くも悪くもなる/リスクコミュニケーションは受け手に,十分な情報を伝えているか?/参加型リスクコミュニケーションとリスク管理/結論:分析から知識を得たうえでの選択へ
7 リスク・文化・社会
確率から統計,不確実性へ/原因/象徴的な危険/価値と選択のフレーミング/リスクと善き生
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(本体1,000円+税10%)
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