著者名 | 冨田 幸光 監訳 大橋 智之 訳 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2014年06月 |
判型 | 新書 174×112 |
ページ数 | 232ページ |
ISBN | 978-4-621-08827-2 |
Cコード | 0344 |
NDCコード | 457 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > サイエンス・パレット 生物・生命科学 > 生物一般 > 生物読み物 新書 > サイエンス・パレット |
シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
テレビなどでしばしば目にする恐竜。その姿はどのようにして明らかにされてきたのか?その裏には、化石という限られた証拠をもとに試行錯誤を繰り返してきた、研究者たちの努力があった。体型の復元はもちろん、狩りのしかたや羽毛の有無、生物進化における位置づけなど、研究者が取り組んできた対象は多岐にわたる。そんな、恐竜研究のむずかしさと面白さ、近年明らかになってきた恐竜の姿に迫る一冊。
目次
序章 恐竜:その事実とフィクション
1 恐竜の概説
なぜ恐竜の化石は少ないのか/恐竜の探索/恐竜の発見:イグアノドン/恐竜の「発明」/イグアノドンの復元/恐竜古生物学の衰退/恐竜の進化古生物学:新しいはじまり
2 恐竜ルネサンス
「恐ろしい爪」の発見/デイノニクスの自然史と生物学の推定/伝統的な「恐竜」像/オストロムと始祖鳥:最初の鳥類
3 イグアノドンの新視点
ベルニサール:イグアノドンが滅びた峡谷?/尾の「ねじれ」/手か、足か?/体のサイズと性差の関係/軟組織/イグアノドンの食餌への適応/イグアノドンはどのように食物を咀嚼するのか
4 恐竜の系譜を解明する
恐竜の進化史の概説/竜盤類恐竜/恐竜の系統学と古生物地理学/鳥脚類の進化/恐竜:その全体的な概観
5 恐竜と温血
恐竜は温血か冷血か、それとも生暖かい血液だったのか?/新しい手法:気候から生理を推測できるか?/化石記録に見るパターン/四肢、頭、心臓、そして肺/恐竜の知能と脳のサイズ/経度から見た分布/生態学的な検討/骨の組織学/恐竜の生理学:概観/恐竜の生理学:独特のものか?
6 もし……鳥が恐竜だとしたら?
ドロマエオサウルス類獣脚類/始祖鳥/中国の不思議な恐竜たち/鳥類、獣脚類、そして恐竜の生理学の疑問/恐竜から鳥類へ:進化的な解釈/なかなか解決しない問題
7 恐竜の研究:観察と演繹
恐竜の足跡学/糞石/恐竜の病理学/同位体/恐竜研究:スキャンによる革命/ハドロサウルス類の頭頂部の研究/軟組織:石の心臓?/偽の「ダイノバード」:法医学的な進化古生物学/恐竜の工学:アロサウルスはどのように食べるのか/分子古生物学と組織
8 過去についての研究の未来
K―T境界の絶滅:恐竜の終焉?/付加的な証拠とその影響/恐竜研究の現在と今後/最後に……
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