人月の神話 新装版
原書名 | The Mythical Man-Month |
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著者名 | 滝沢 徹 訳 牧野 祐子 訳 富澤 昇 訳 |
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2010年12月 |
判型 | A5 210×148 |
ページ数 | 352ページ |
ISBN | 978-4-621-06608-9 |
Cコード | 3004 |
NDCコード | 007 |
ジャンル | 電気・電子・情報工学 > 情報・コンピュータ |
内容紹介
ソフトウェア開発の定番書『人月の神話』が従来の縦組みから横組みに変わり、表紙カバーを新たに新登場。 IBMの大型コンピュータSystem/630、およびオペレーティングシステムOS/360の開発チームを率いた著者が、プロジェクトで発生した問題点を詳細に分析し、ソフトウェア開発にまつわる困難と展望について持論を展開したエッセイ集。原著初版(1975年)の刊行から35年がたつ現在でも、大規模開発プロジェクトにおけるソフトウェア工学の古典として読み継がれ、多くの読者を獲得している。刊行20周年記念して発行された増訂版では、発表当時大きな議論を巻き起こした「銀の弾はない」をはじめとして、初版刊行以降に発表された著者の代表的な論文4編を収録。各方面から寄せられたさまざまな議論に対して、著者があらためて自身の見解を述べている。
目次
第1章 タールの沼
プログラミングシステム製品
作る喜び
作る苦しみ
第2章 人月の神話
楽観主義
人月
システムテスト
勇気のない見積り
スケジュール変更の悲劇
第3章 外科手術チーム
問題点
ミルズの案
どのように機能するのか?
大規模化する
第4章 貴族政治、民主政治、そしてシステムデザイン
コンセプトの完全性
コンセプトの完全性を達成する
貴族政治と民主政治
実現者たちは待機中に何をするのか?
第5巻 セカンドシステム症候群
アーキテクトにとって大事な対話の鍛錬
自制心——セカンドシステム症候群を克服する
第6巻 命令を伝える
記述された仕様書としてのマニュアル
形式的定義
直接合体すること
会議―週次ミーティングと全体会議
複数インプリメンテーション
電話の記録
製品テスト
第7章 バベルの塔は、なぜ失敗に終わったか?
バベルプロジェクトの管理監査
大規模プログラム開発プロジェクトにおけるコミュニケーション
プロジェクト手引き書
大規模プログラム開発プロジェクトにおける組織
第8章 予告宣言する
ポートマンのデータ
アーロンのデータ
ハールのデータ
OS/360のデータ
コバルトのデータ
第9章 5ポンド袋に詰め込んだ10ポンド
コストとして見たプログラムスペース
サイズのコントロール
スペースに関するテクニック
表現はプログラミングの本質である
第10章 文書の前提
コンピュータ製品のための文書
大学の学部のための文書
ソフトウェアプロジェクトのための文書
なぜ、形式の整った文書が必要なのか?
第11章 1つは捨石にするつもりで
パイロットプラントと大規模化
不変なものは、変化そのものだけである
変化に備えたシステム計画
変化に備えた組織計画
2歩進んで1歩さがる
1歩進んで1歩さがる
第12章 切れ味のいい道具
ターゲット機械
媒体機械とデータサービス
高水準言語と対話型プログラミング
第13章 全体と部分
バグを取り除くデザイン
コンポーネントのデバック
システムデパック
第14章 破局を生み出すこと
マイルストーンか、それともミルストーンか?
「どうせ他のところも遅れているのだから」
じゅうたんの下に
第15章 もう1つの顔
どんな文章が必要か?
フローチャートの呪い
自己文書プログラム
第16章 銀の弾などない——ソフトウェアエンジニアリングの本質と偶有的事項
適要
序
難しい必要があるのか?——本質的な困難
偶有的困難を解決した今までの戦略的突破
銀の弾を期待して
コンセプトの本質への有望な攻略
第17章 「銀の弾などない」再発射
狼人間とほかの恐怖伝説
銀の弾は実在する——これがそうだ!
あいまいな書き方をすると誤解される
ハレルの分析
ジョーンズの要点——生産性は品質に「ついてくる」
では生産性はどうなったのか?
オブジェクト指向プログラミング——真鍮の弾丸は使えるのか?
再利用はいかが?
大量の語彙を学習する ——ソフトウェア再利用について、予測可能ではあったが予想されていなかった問題
解決策についての要点——見解は変わらない
第18章 『人月の神話』の命題——真か偽か
第1章 タールの沼
第2章 人月の神話
第3章 外科手術チーム
第4章 貴族政治、民主政治、そしてシステムデザイン
第5章 セカンドシステム症候群
第6章 命令を伝える
第7章 バベルの塔は、なぜ失敗に終わったのか?
第8章 予告宣言する
第9章 5ポンド袋に詰め込んだ10ポンド
第10章 文書の前提
第11章 1つは捨て石にするつもりで
第12章 切れ味のいい道具
第13章 全体と部分
第14章 破局を生み出すこと
第15章 もう1つの顔
初版のエピローグ
第19章 『人月の神話』から20年を経て
なぜ、20周年記念版を出すことにしたか?
中心になる主張——コンセプトの完全性とアーキテクト
セカンドシステム症候群——多機能主義と度数推測
WIMPインターフェースの勝利
捨石にするつもりで構築してはならない——ウォーターフォールモデルは間違いだ!
漸増的インクリメンタル構築モデルの方が勝っている——少しずつ加えていく改良
情報隠蔽に関して、パルナスは正しく、私は誤っていた
人月はどの程度神話的なものなのか?——ベームのモデルとデータ
人間がすべて(そう、だいたいのところは)
諦める力の力
最近あった最大の予測外の事件は何か?——何百万台ものコンピュータの普及
全く新しいソフトウェア産業——パッケージソフトウェア
購入して構築する——パッケージソフトをコンポーネントとして
ソフトウェアエンジニアリングの現状と将来
エピローグ 50年間の不思議、興奮、それに喜び
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(本体3,200円+税10%)
在庫:在庫あり
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