内容紹介
Rとは、S言語をモデルとして1992年頃に誕生して以来、進化を続けているオブジェクト指向のプログラミング言語であり、統計的手法とグラフィックス作成機能をも兼ね備えた開発環境である。本書は、データ解析の分野で急速に応用が進んでいるベイズ統計学の入門書。特に、具体的事例を素材にRで実際に解析する方法が詳細に述べられている。ベイズ統計学では、仮説をどのように構成するのかが重要になる。本書でも実際のデータを例にRのコードで仮説を表現する方法と、その実際のコードについて解説がなされている。また、本書で扱われているデータやコードはすべて著者が開発したR用パッケージとして自由にダウンロードして利用することができる。本書一冊があれば、読者はベイズ統計学の基礎知識だけでなく,実際のデータに応用するための実践的技法を学ぶことができる。
目次
第1章 R入門
第2章 ベイズ的思考への誘い
第3章 1パラメータモデル
第4章 複数パラメータモデル
第5章 ベイズ計算入門
第6章 マルコフ連鎖モンテカルロ法
第7章 階層モデリング
第8章 モデル比較
第9章 回帰モデル
第10章 ギブスサンプリング
第11章 RでWinBUGSを使うインターフェイス
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