伊東毒性病理学

伊東毒性病理学

著者名 高橋 道人
福島 昭治
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年07月
判型 B5 257×182
ページ数 542ページ
ISBN 978-4-621-08642-1
Cコード 3047
ジャンル 医学・薬学 >  基礎医学 >  病理学

内容紹介

1994年刊の『最新 毒性病理学』(中山書店)の全面改訂企画。毒性病理学を体系的にまとめた教科書。この分野の第一人者であった伊東信行氏の弟子にあたる、第一線で活躍している重鎮の研究者たちが中心となって、各分野の専門家たちがまとめている。最新の毒性病理学の発展を取り入れ、医薬品、農薬、食品添加物、化学品などに含まれる化学物質による一般毒性・発がん性等の有害性を正しく評価するための、最新の毒性病理学的手法を紹介。また、毒性病変の発生メカニズムに重点を置いて解説しているとともに、腫瘍性病変および加齢性病変を詳しく解説。毒性を学ぶ際に、発生病変の考え方がわかる。報告されているデータを具体的に紹介し、各種化学物質のヒトへの健康影響を正しく評価する指針も示している。豊富な内容を的確に解説。この分野に必須の教科書である。

目次

1 毒性病理学概論
 1.1 毒性病理学
 1.2 化学物質の生体内運命
 1.3 毒性発現のメカニズム
 1.4 実験動物の栄養
 1.5 実験動物に対する影響要因
 1.6 遺伝子改変動物
 1.7 化学発癌
 1.8 ラット及びマウスの自然発生腫瘍
 1.9 細胞増殖
 1.10 アポトーシス
 1.11 化学物質のホルミシス効果 
2 規制と評価
 2.1 行政・規制
 2.2 化学物質の規制
 2.3 化学物質のリスクアセスメント
3 毒性試験
 3.1 一般毒性試験
 3.2 発癌性試験
 3.3 神経毒性試験
 3.4 免疫毒性試験
 3.5 生殖発生毒性試験
 3.6 局所刺激性試験
 3.7 吸入毒性試験
 3.8 遺伝毒性試験
 3.9 毒性試験における統計解析
4 検索方法
 4.1 臨床病理検査
 4.2 病理組織染色法と染色結果
 4.3 電子顕微鏡学的検索
 4.4 免疫組織化学的検索法
 4.5 毒性病理学における実践免疫染色法
 4.6 分子病理学的検索法
 4.7 バイオマーカー
 4.8 マイクロアレイ技術を利用したトキシコゲノミクス
5 化学物質の毒性
 5.1 医薬品
 5.2 食品添加物および食品中の汚染物質
 5.3 農薬
 5.4 工業化学物質
 5.5 金属
 5.6 生体材料および医療機器
 5.7 内分泌撹乱物質
 5.8 環境汚染物質
 5.9 カビ毒
 5.10 ナノマテリアル
6 標的器官の毒性病理
 【呼吸器系】
 6.1 鼻腔
 6.2 肺
 【消化器系】
 6.3 歯牙
 6.4 口腔,舌,咽頭
 6.5 唾液腺
 6.6 食道
 6.7 前胃
 6.8 腺胃
 6.9 小腸,大腸
 6.10 肝臓,胆嚢
 6.11 膵臓(外分泌)
 【循環器系】
 6.12 心臓
 6.13 血管
 【泌尿器系】 
 6.14 腎臓
 6.15 尿管,膀胱,尿道
 【生殖器系】
 6.16 精巣,精巣上体
 6.17 前立腺,精嚢腺,尿道球腺,凝固腺(前立腺前葉),その他の雄性生殖器
 6.18 卵巣,卵管,子宮,膣,その他の雌性生殖器
 【神経系】 
 6.19 脳,脊髄,末梢神経
 【造血器系】
 6.20 血管,骨髄
 6.21 胸腺,脾臓,リンパ組織
 【内分泌器系】
 6.22 下垂体
 6.23 甲状腺
 6.24 上皮小体
 6.25 副腎
 6.26 松果体
 6.27 膵臓(内分泌)
 【感覚器系】 
 6.28 眼
 6.29 耳
 【運動器系】
 6.30 骨格筋
 6.31 骨,軟骨,関節
 【外表系・その他】
 6.32 皮膚,皮下
 6.33 ジンバル腺,包皮腺,陰核腺
 6.34 乳腺
 6.35 体腔

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