ごみ減量

ごみ減量

全国自治体の挑戦
著者名 服部 美佐子
発行元 丸善出版
発行年月日 2010年12月
判型 四六 188×128
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-621-08298-0
Cコード 3036
NDCコード 518
ジャンル 環境科学・生活科学 >  生活科学
社会科学 >  社会科学一般
社会科学 >  社会福祉

内容紹介

著者が取材した北海道〜九州にわたる区市町村自治体46件が行ったごみ問題への取り組み―成功/失敗事例を「市民」「分別」「有料化」「事業系」「バイオマス」など7つのテーマに分け紹介。 リサイクル率No.1の八王子市や、水俣市「ごみゼロの町」など、「ごみ」問題の解決をめざす自治体ごとに担当者のコメントも交え実態に迫る。政令指定都市から人口6000人の町まで市町村の大きさも多様であり、市町村合併後の問題、バイオマスリサイクルへの挑戦、事業系ごみへの取り組みなどタイムリーな話題も多い。 また終章に「自治体は何をめざせばよいのか」を設け、これからに向けたよりよい方向性も模索し、提案する。

目次

序章 日本のごみはどのように処理されているか
第1章 市民を巻き込むごみ減量政策
 1 市民と共に多摩地域「NO・1」を目指す東京都多摩市
 2 長野県飯田市の環境で地域づくり
 3 京都市のレジ袋の有料化とプラスチック製容器包装のリサイクル
 4 政令都市になった新潟市の新ごみ減量制度までの道のり
 5 「紙リサイクル庫」で古紙を回収する群馬県前橋市
 6 町会が先頭に立ち、古紙の行政回収を廃止した東京都中野区
 7 回収機を使って飲料容器を回収する群馬県安中市
第2章 ごみ分別による減量効果と課題
 8 三六〇万人都市・横浜市が進める「G30プラン」
 9 「焼却ごみ三分の一削減」を目指す千葉市
 10 新ごみ出しルールが軌道に乗った札幌市
 11 処分場問題をきっかけに分別収集を進めた名古屋市
 12 「かわさきチャレンジ・3R」を進める川崎市
 13 資源をリサイクルステーションで回収する愛知県豊田市
第3章バイオマスリサイクルへの挑戦
 14 生ごみの堆肥化からリユースびんまで「環境モデル都市」を目指す熊本県水俣市
 15 生ごみと廃食油のリサイクルに挑戦する香川県善通寺市
 16 山梨県笛吹市の「やってみるじゃん53(ごみ)減量」
 17 植木の剪定枝を堆肥化する神奈川県鎌倉市
 18 鉱山の町からエコライフタウンへ、秋田県小坂町の挑戦
 19 埼玉県久喜市と宮代町の「げんりょう(減量・原料)化大作戦
第4章 廃棄物処理施設をめぐる現状と課題
 20 市民参加方式で市役所の隣に焼却施設をつくった東京都武蔵野市
 21 合併で一部の地域だけ処理施設が異なるさいたま市
 22 ごみ処理の広域化に向け減量化を進める神奈川県平塚市
 23 焼却施設が違うため分別が統一できない栃木県下野市
 24 新しいごみ処理施設が稼働した埼玉県川越市
 25 岐阜市のシンプルなごみ分別と焼却施設
 26 民間処分場の不適正処理問題を抱える福井県敦賀市
 27 脱埋立都市を目指す富山市
5.ごみ袋有料化政策の効果と課題
 28 家庭ごみの有料化でごみが減った仙台市
 29 二度の挑戦で有料化にこぎつけた熊本市
 30 ごみ減量とリサイクル率がベスト1になった東京都八王子市
 31 指定袋制で家庭ごみを二〇%削減した大阪府池田市
 32 「ゼロエミッションシティ」を目指すが、有料化をためらう広島市
 33 記名式の有料袋を配布する秋田県能代市
 34 ごみボックスを廃止して、有料化に切り替えた東京都府中市
6.プラスチックごみの問題とリサイクル費用
 35 「沼津方式」でつまずいた静岡県沼津市
 36 プラスチックのリサイクルでごみが減った大阪府枚方市
 37 千葉県柏市がめざす「見える」リサイクル
 38 プラスチック製容器包装の分別収集を始めた静岡県富士市
 39 プラスチック製容器包装を引き取り拒否された広島県福山市
 40 ごみの一〇〇%資源化を目指す神奈川県小田原市
 41 プラスチックを埋立から焼却に変更した山形県酒田市
 42 プラスチック製容器包装の分別収集に踏み切った東京都新宿区
第7章 ごみ減量に欠かせない事業系ごみ対策
 43 ごみの六割を占める事業系ごみの減量を急ぐ大阪市
 44 事業系のごみの減量に悪戦苦闘する松本市
 45 「ごみゼロのまち」を目指す東京都葛飾区
 46 二〇二四までにごみの一〇%減量を目指す金沢市 
終章 

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