
内容紹介
数理科学とその可能性を誰もが実感できる本。コンピュータの普及とともにあらゆる分野に役割を拡大している“数理科学”の諸相を妥協や近道をせず、最先端の研究者が直接、一般向けにわかりやすくまとめ、なおかつ全体の内容調整に惜しむことなく時間を費やした。200名を越える第一線の研究者による力作。一つひとつの内容が多くの貴重な知恵と経験、その文章化における努力の結晶。読むと内容の正確さと本質を射抜く解説を実感できるだけでなく、今後の発展の方向性も暗示される。いまや数理科学は数学学科出身者だけのものではないことはいうまでもない。科学あるいは社会全体の貴重な礎である。本書はその全容をまとめた一冊。
目次
Ⅰ 物理の数理
Ⅱ 生命の数理
Ⅲ 計算機科学
Ⅳ 経済の数理
Ⅴ 数理統計学
Ⅵ OR
Ⅶ 制御理論
Ⅷ 情報の理論
Ⅸ 数値計算
Ⅹ 認知と学習
Ⅺ 数理の基礎
コラム/付録/索引