内容紹介
本書では、基本的な構文・文法や表記法に基づく表現の組合せだけで、複雑な内容を、読み手に誤解なく伝えるためのテクニックを19章に分けて解説。それぞれの章では、科学英語のスタイルについての概要の説明、単語を9つの品詞に分けて、それぞれの品詞についての要点を解説し、単語を組み合わせた句、節、文章、パラグラフ(段落)への展開を導く。また、時制や句読点、避けたほうがいい表現についても取り上げ、内容をストレートに伝えるための鉄則を身につけることができる。数ある文法規則の中で“内容を伝える”という目的に合致しないものがあれば無視してもかまわないという、従来の英文法に真正面から対決するような“画期的”な内容を含め、従来の英文法のテキストとは一線を画す。また、ユニークで洗練された英文を書くためのノウハウも紹介されており、論文以外の文章を書く際にも参考になる。
目次
1 科学英語とは
ライティングにもいろいろある/科学英語を書くための鉄則
2 科学英語のスタイル
スタイルとは?/科学英語の基本スタイル/科学英語特有のスタイル/単語の綴りと文法/数の表し方/日付の書き方/字体
3 サイエンスの世界における英語
英語のいいところ/国際語としての英語/英語の普遍性/わかりやすい英語
4 文法
文法規則/文の構造に論理性をもたせる/主語と動詞の一致/分離不定詞/二重否定/シンクタス/There's The Rub(ここに問題あり)
5 単語
どの単語を使うべきか/単語選びには要注意/メタファー/品詞
6 名詞と代名詞
名詞/固有名詞と普通名詞/具象名詞と抽象名詞/集合名詞と質量名詞/文における名詞のはたらき/代名詞/人称代名詞/指示代名詞/関係代名詞/疑問代名詞/不定代名詞/再帰代名詞
7 動詞
動詞の機能/動詞の種類/名詞化
8 形容詞に副詞,そして冠詞
修飾語/形容詞/副詞/冠詞
9 接続詞,前置詞,間投詞
パーツをつなぎ合わせる/接続詞/前置詞/間投詞
10 接辞:接頭辞と接尾辞
peatとrepeat/否定の接辞/スペリング/誤解を招く接頭辞/接尾辞
11 句
句にもいろいろある/前置詞句/不定詞句/分詞句/動名詞句
12 節
2種類の節/独立節/従属節/which狩り
13 文
文の種類/疑問文/感嘆文/平叙文
14 パラグラフ
考えていることをうまくまとめる/パラグラフの構成
15 態と人称,そして時制
態/人称/時制
16 パンクチュエイション
パンクチュエイションの種類とその使い方/ピリオド/疑問符/感嘆符/コンマ/セミコロン/コロン/ダッシュ/引用符/アポストロフィ/丸カッコ/角カッコ/スラッシュ/ハイフン
17 グダグダした表現とジャーゴン
重複表現/なくてもいいことば/矛盾表現/コテコテした表現は使わないようにする/バズワード/手垢の付いたことば
18 略語と頭字語
何をどうやって略したらいいのか/省略の仕方/略語にするための条件/測定単位と州の表記
19 NGワード
マイノリティ/性差別的な表現/婚姻関係と性的指向性/Ms.はNGワードか?/医療関係のNGワード
補遺1 誰でもわかるパンクチュエイション
補遺2 間違えやすい単語と表現
補遺3 避けた方がいいことばと表現
関連商品
▼ 関連記事
- 【書店・生協様向け】理系のための 就活×研究 応援フェア(2021年3月)2021.03.04
- 【書店・生協様向け】理系を応援するハウツー本フェア (2020年9月)2020.09.30
- 【書店・生協様向け】理系の論文・発表 対策フェア2019.12.04