天文学入門

天文学入門

星とは何か
著者名 中嶋 浩一
発行元 丸善出版
発行年月日 2009年05月
判型 A5 210×148
ページ数 194ページ
ISBN 978-4-621-08116-7
Cコード 3044
NDCコード 443
ジャンル 科学一般
天文・地学 >  天文一般
天文・地学 >  宇宙科学

内容紹介

大学の一般教養講義向け天文学の教科書。長年の講義経験を踏まえて、天文学の標準的内容を初学者向けにわかりやすく解説した。非専門家向けにたとえ話を使ったり、『理科年表』を使って実際の天文データの意味や活用方法を説明するなど、具体的で理解を深める工夫がされており、講義にも使いやすい。随所に問題が配置されている。一般教養の教科書として、文系向けにも理系向けにも必要に応じて読み込むことができ、天文学の概要をつかむに十分な内容の教科書。文系の人にもわかりやすい平易で具体的な解説。随所にたくさんの問題が配置されており、講義する先生や読者の状況に応じて活用し、理解を深められる。

目次

第1章 現代天文学と星座
 1.1 星座の由来
 1.2 星座による天空の区分
 1.3 天球の概念,天球の経緯度,黄道
 1.4 星占いの星座,黄道12星座,歳差
 1.5 星座の学名,見やすい時期
 1.6 本章のおわりに
第2章 恒星の世界
 2.1 星の呼称
 2.2 星の明るさ,実視等級
 2.3 星の色の違い,色指数,星の表面温度
 2.4 光のスペクトル,星のスペクトル型
 2.5 恒星の固有運動,視線速度
 2.6 恒星の距離,光年,年周視差,絶対等級
 2.7 近距離の恒星,その他いろいろ
第3章
 3.1 「おもな恒星」の表に見る多様性
 3.2 「近距離の恒星」の表に見る多様性
 3.3 変光星に見る恒星界の多様性
 3.4 連星に見る恒星界の多様性
 3.5 「恒星の物理的諸量(2)」の表―まとめに代えて
第4章 恒星界の規則性
 4.1 脈動変光星の周期―光度関係
 4.2 星の温度―光度関係
 4.3 主系列星の質量―光度関係
第5章 非恒星状天体のリスト,メシエカタログ
 5.1 シャルル・メシエ
 5.2 メシエ天体の分類
 5.3 メシエ天体に見る星の形成
 5.4 『理科年表』の非恒星状天体の表
第6章 星とは何か―恒星の内部構造理論
 6.1 19世紀の科学
 6.2 レーン―エムデンの理論
 6.3 エディントンの理論
 6.4 原子核エネルギー
第7章 星の一生(Ⅰ)星の誕生と成長の理論
 7.1 星雲と、星の誕生
 7.2 星の成長と林理論
 7.3 星の誕生と電波天文学
第8章 星の一生(Ⅱ)星の最期
 8.1 質量のごく軽い星
 8.2 主系列時代
 8.3 質量が太陽の約4分の1以下の星の最期―白色矮星
 8.4 太陽程度の星の老化と最期―赤色巨星と惑星状星雲
 8.5 太陽よりやや質量の大きい星―脈動星爆発
 8.6 質量のたいへん大きい星―超新星爆発
おわりに

定価:2,750円
(本体2,500円+税10%)
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