内容紹介

本書では、高分子化学を学ぶ際の初心に戻り、高分子化学を「高分子合成」「高分子のキャラクタリゼーション」「高分子物性」の３部に分け、系統的にまとめることとした。反応別に分類を改めたため，実際の合成実験を考慮するとき、ポリマーの構造は異なっていても、類似の反応の場合には、実験装置や条件がそのまま参考になるよう配慮した。また、先端高分子材料についてもできるだけ加えた。大学の教員や学生の他、企業の研究者、技術者も対象として、高分子化学の実験を基礎から理解したい、実際に実験を行いたい、というときに独学ができるようになっている。同時に、高分子化学についての専門知識を有する読者が、さらに詳細に実験を行いたいという時にも利用できるようになっている。

目次

１　高分子化学実験一般
　１．１　高分子化学実験序論
　１．２　高分子合成実験序論
　１．３　高分子物性実験序論
２　高分子合成
　２．１　汎用高分子の精製
　２．２　重合実験の基礎
　２．３　ラジカル重合
　２．４　アニオン重合
　２．５　カチオン重合
　２．６　配位重合
　２．７　重縮合
　２．８　重付加
　２．９　付加縮合
　２．10　特異構造高分子の合成
　２．11　ポリペプチドの合成
　２．12　高分子電解質の合成
　２．13　高分子ゲルの合成
　２．14　高分子反応
　２．15　生体関連高分子
　２．16　グリーンケミストリー
　２．17　無機高分子
３　高分子のキャラクタリゼーション
　３．１　重合反応の解析
　３．２　化学構造の同定
　３．３　分子量の測定
　３．４　構造解析
４　高分子物性
　４．１　溶液物性
　４．２　固体物性
　４．３　表面物性
　４．４　力学的特性
　４．５　熱的特性
　４．６　電気的特性
　４．７　光学的特性

出版社からのメッセージ

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